【MotoGP】ロレンソ「ドライなら良いはず」と土曜以降に自信
ドゥカティのホルヘ・ロレンソはフランスGPのFP1で16番手、FP2で15番手だったものの、ドライのセッティングには自信を見せる。

昨シーズンはウエットコンディションで非常に苦労したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は、ドライとウエットが混在するフリー走行1回目(FP1)は16番手だったものの、FP2はこれを更新して15番手につけた。ただ、ドゥカティ勢はトップ6中4台を占めるという活躍ぶりだったことを考えれば、大きな差があるということを感じさせる。
ただロレンソは、FP1の順位自体は振るわなかったものの、バイクの感触については「信じられないほど良い」と評価していた。一方、FP2になるとその評価は一変。リヤの安定感が不足したため、「不快なセッションだった」と語った。
「全く逆の感触だった」
そうロレンソは語った。
「午前中は、これまでの雨の中よりかなり良くなったように感じた。半々くらいの濡れ方だったけと、結構乾いていて、濡れているところは少なかった。バイクに乗っていると、信じられないくらい良いと感じたんだ」
「僕らはセッティングを変えずにFP2に挑むことに決めた。しかし、路面上の水が増えてくると、リヤのグリップを必要としたし、ブレーキとスロットルの感触をより良くするため、リヤの荷重が必要になった」
「安全だとは思えなかった。リヤのグリップを感じられないんだ。だから僕は遅かった。タイヤをウォームアップするのに、多くの周回が必要だったんだ」
「もしこういうことが明日再び起きたら、僕らは完全にセッティングを変えるだろう」
今週末のル・マンには、もう雨が降らないと予想されている。ロレンソはFP1の感触を考えれば、フランスGPに期待を寄せることができるだろうと語る。
「僕らのセッティングは、水の量が少ないコンディションなら、良いと思う」
そうロレンソは語った。
「その時の水の量でのラップタイムは、ドライの時ととても近かった。つまり、明日晴れれば、このバイクはとても良いということを意味する」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | フランスGP |
ロケーション | ル・マン-ブガッティ・サーキット |
ドライバー | ダニ ペドロサ , ホルヘ ロレンソ |
チーム | Ducati Team , Repsol Honda Team |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |