【MotoGP】ロレンソ「ドライ用のバイクが用意できていなかった」

ロレンソは、レース序盤のピットインの際、ガレージで2台目のバイクの準備ができていなかったことを明かした。

 ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、レース序盤にピットインを行ったが、その際2台目のバイクはきちんとセットアップがなされておらず、ピットでも時間をロスし、順位を下げることになってしまったと話した。

 チェコGPの決勝レースは、ウエット宣言がなされたもののスタート前には青空も見え、蒸し暑い天候の中で行われた。その中でポールポジションからスタートしたホンダのマルク・マルケスは、2周目の終わりにピットインし、ウエットタイヤからドライタイヤに履き替えた。

 ドゥカティはマルケスの戦略に反応し、その2周後にはロレンソにピットへ向かうよう指示を出した。しかしピットでは、ロレンソが乗り換えるバイクの準備ができておらず、彼はコースに戻った時には19番手までポジションを落としてしまった。またロレンソのバイクは適切なセットアップではなかったため、最終的には15番手までポジションを回復するので精一杯だった。

 ロレンソは、「ドライコンディション用のバイクを準備するという決断が遅れたことが問題だった」と話した。

「この遅れのせいで、マルケスにアドバンテージを与えることになってしまった。彼らはおそらく、グリッド上で”ドライ用”のバイクを準備することを計画していたんだろう」

「ピット入り口の3つ手前のコーナーで、ダッシュボード上でピットインを示すシグナルを受け取った。だからバイクの準備ができているのだと思っていたけど、そうではなかった。チームはマルクがとても速かったのを見て、僕がこれ以上タイムを失う前に、シグナルを押すというリスクを取ることを決めたんだ」

「僕がピットに入った時、チームが作業しているのが見えた。サスペンションを変えて、正しいセッティングになるよう調整していた。バイクのフィーリングは少し変だったし、僕のセッティングは『ハーフドライ、ハーフウエット』だとチームから言われた。そういうわけで、僕はあれ以上速く走ることができなかった」

ウエットは初優勝のチャンスになる

 ロレンソは、フォーメーションラップ中に何かトラブルが起きた場合、同じコンディション用のスペアのバイクが必要になるため、ウエット宣言のなされたこのレースのスタート前に、2台目のバイクをドライ用に準備するのは簡単なことではなかったと話した。

 彼のチームメイトであるアンドレア・ドヴィツィオーゾは、決勝では金曜日のFP1以上に早く路面が乾いていったことでドゥカティの立場が厳しくなったと話した。そのため彼は、ロレンソのようにタイムを失うことを避けようと、2台目のバイクを準備するためにピットストップをロレンソよりも1周遅らせたという。

 しかし、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)ら他のライダーは、スタート前にセットアップの変更が許されているため、彼らのバイクはドライ用のセットアップだったと話していた。

 ロレンソはここ数年、継続的にウエットコンディションでのレースに苦戦しているが、ウエットでのレースはドゥカティでの初優勝を飾る一番のチャンスになるだろうと話した。

「自信を持ってこのバイクに乗ることができるので、どんな雨や水量でも僕はとても速く走れるだろう」

「(チェコGPの)レース前の15分は不運だった。トラックが乾いていったからね」

「雨のコンディションは、僕がドゥカティで初優勝を挙げるのに完璧なシチュエーションになると思う。今日もそのチャンスがあると思っていた」

「でも今年は、僕はたくさんのミスをおかしているし、今回はスタッフもミスをした。でもそれも受け入れないといけない」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 チェコGP
サーキット ブルノ
ドライバー ホルヘ ロレンソ
記事タイプ 速報ニュース