【MotoGP】ロレンソ「ビニャーレスを見ると昔の自分を思い出す」

ヤマハからドゥカティに移籍したロレンソは、彼の後にヤマハに加入したビニャーレスを見ると、昔の自分を思い出すと語った。

 ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の姿勢や考え方を見ると、最高峰クラスにデビューした頃の自分を思い出すと語った。

 ロレンソは、2008年にMotoGPクラスデビューを果たして以来ヤマハに9年間所属していたが、今シーズンからドゥカティに移籍した。彼の後任には、スズキを離れたビニャーレスが収まった。

 ビニャーレスは、シーズン開幕前に行われた公式テスト4回すべてで総合トップタイムをマークし、開幕戦カタールGPの予選は天候の影響でキャンセルされたが、フリー走行のタイム結果からポールポジションを獲得した。決勝ではスタートでやや出遅れたが挽回。下馬評通りの走りで圧巻の追い上げを見せ、ヤマハでのキャリアを優勝という素晴らしい形でスタートさせた。

 ヤマハに移籍するまで、スズキでMotoGPを2シーズン戦ったビニャーレスとは違い、ロレンソは250ccクラスを連覇した後に、直接ヤマハのファクトリーチームに加入している。2008年に最高峰クラスデビューしたロレンソは、開幕から3戦連続でポールポジションを獲得。3戦目のポルトガルGPで初勝利を記録した。

 ロレンソは、今年のビニャーレスの姿勢や考え方を見て、自身のMotoGP初期の頃を思い出したと語った。

「どういうわけか、ビニャーレスの決意は僕自身のことを思い起こさせる」とロレンソはmotorsport.comに語った。

「僕が当時そうだったように、彼は根拠のない作り話は信じない」

「今、彼が示しているような力強さや勢い、自分が勝つことができるという確信にも似た新鮮な決意は、かつて僕も持っていたモノだ」

ロッシの仕事は”簡単じゃない”

 ビニャーレスがシーズン前から圧倒的な速さを見せていた一方で、チームメイトであるバレンティーノ・ロッシは、プレシーズンテストを通して最新型のバイクへの適応に手こずっていた。カタールGPでも、3回のフリー走行を終えて総合10番手と沈んだものの、セットアップに関して”大きな発見”をしたという。実際、ロッシは決勝で一時ビニャーレスのすぐ背後まで迫り、3位でフィニッシュしている。

 ロレンソは、38歳になったロッシにとって、22歳のビニャーレスがチームに加わったことにより、MotoGPがいっそう挑戦的なモノになるだろうと語った。ロッシはグリッド上で最年長のライダーであり、次に年長であるアスパルのアルバロ・バウティスタよりも6つも年上だ。

「バレンティーノにとっても、あの歳になってMotoGPでレースを続けるのは簡単な仕事ではない」とロレンソは語った。

「彼は38歳だ。その次に歳をとっているライダーは確か、32歳だったはずだ」

「38歳になった時のことを考えてみれば、シーズンごとにどんどん厳しい戦いになっていくだろう。それはロッシ自身も認めていることだ。ロッシほど速い38歳はそんなに多くないよ」

「ただでさえ簡単な仕事ではないのに、マーベリックのような優秀で強力なチームメイトを迎えた場合はなおさらだ」

 ロッシのチームメイトを長年務めたロレンソは、雨のせいでスタートが遅れコース上に湿った部分が残るといった不安定なコンディションの恩恵を、ロッシが受けていたと語った。

「バレンティーノは、あのようなトリッキーな状況の中、最大の成果をあげようと決意していたはずだ。彼は、おそらく他の誰よりもああいう状況を管理するのがうまいんだ」とロレンソは認めた。

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シリーズ MotoGP
ドライバー ホルヘ ロレンソ , マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ
記事タイプ 速報ニュース