【MotoGP】ロレンソ「ブレーキングのパフォーマンス改善が課題」
プレシーズンテスト2日目を終えたロレンソは、改善が見られたことへの満足と、今後の問題点について語った。




セパンで行われたプレシーズンテスト初日の月曜日、ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、他のマシンから2秒近くも遅れをとっており、スピード不足に驚かされたと認めた。
しかし翌火曜日には改善を見せ、ロレンソはトップから約1秒差の8番手をマーク。チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾからも約0.1秒以内という結果だった。
「昨日(テスト初日)はいくつも問題が見つかってショックだった。でもこれは時間の問題だと思っているし、今となってはいたって普通のことだ。もっとプッシュして、速くなれると思う」とロレンソは話した。
「このバイクでこのトラックの限界を攻めるまでには、道のりはまだ長い。でも僕たちはそれに近づいているし、とても大きな進歩をしている。今日の結果には非常に満足できるだろう」
「今日はブレーキを遅らせることもできたし、良くなった。非常に大きな改善だ」
最速タイムには遠い位置でテスト2日目を終えたロレンソだが、他のドゥカティのライダーがコンペティティブな結果を見せていたとしても、彼は心配する理由はないと考えている。
「(アルバロ)バウティスタや(ケーシー)ストーナー、それにドヴィ(ドヴィツィオーゾの愛称)のペースは良い。僕は冷静だ」
「彼らは、少なくとも僕と同じレベルのライダーだ。いつも言っているけど、これは時間の問題だ」
「昨年見たように、このバイクにはレースに勝つための十分な戦闘力がある。僕たちは自分でその限界を見つけないといけない」
ロレンソは、ブレーキング時のさらなるパフォーマンス改善と、新品タイヤを履いた際のポテンシャルを引き出すことが必要だと考えている。
「ブレーキング中のパフォーマンスの改善がまだ必要だ。大きく前進してはいるが、自分のブレーキングがどれほど有効なのかはまだわからない」
「新品タイヤを履いた時に、どうやってこのバイクから最大限のものを引き出すのか、まだわからない。もっとプッシュしようとした時にスピードが同じだったら、それは改善できていないということだ」
「このドゥカティのバイクは、新品タイヤを履いた時に最善のパフォーマンスを示すわけではない。これはヤマハやスズキとの相違点だが、長所でもあり短所でもある」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Pablo Elizalde |