【MotoGP】ロレンソ、”予想外”の表彰台獲得に「優勝したような気分」
ロレンソは、スペインGPでトップ3をめぐって戦えるとは思っておらず、ドゥカティでの初表彰台獲得は優勝したかのように感じているようだ。

スペインGPで今季初表彰台を獲得したドゥカティのホルヘ・ロレンソは、トップ3に入れるようなパフォーマンスがあるのは予想外であり、今回の結果はまるで優勝したかのように嬉しいと語った。
ドゥカティに移籍して以来ロレンソは苦しい戦いが続いており、3レースでわずか12ポイントの獲得にとどまっていた。しかしスペインGPでは、土曜日のフリー走行で見せたロングランペースに、自信を持ってレースに臨んでいた。
ロレンソは予選8番グリッドから決勝をスタートしたが、テック3ヤマハのヨハン・ザルコをオーバーテイクし、最終的に3位でレースをフィニッシュした。
「優勝したかのようだ。わかるだろう」とロレンソはレース後に語った。
「ドゥカティのような特別で、難しいバイクに乗り、ドゥカティの一員として表彰台に上がるなんてすごく誇りに思うし、僕はすごくハッピーだ」
「このポジションは予想していなかった。僕は、5位か6位くらいを争うと思っていた」
ドゥカティにとってへレス・サーキットは不得意なサーキットであるとされており、2011年にニッキー・ヘイデンが表彰台に上がって以来、トップ3フィニッシュは達成されていなかった。
ロレンソは8番グリッドからスタートし、ヤマハのバレンティーノ・ロッシやマーベリック・ビニャーレス、スズキのアンドレア・イアンノーネをパスして順位を上げ、表彰台に上がった。チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾも、14番グリッドから5位でフィニッシュしている。
「とにかく、レース自体のペースが非常に遅く、僕は少しずつ追いついて何人かのライダーをオーバーテイクできた。だから、終盤でザルコとのギャップを築くのに苦労したんだけど、僕は諦めなかった」
「僕はレースの終盤、とても疲れていた。なぜなら、このバイクは少しナーバスな上に、僕はとにかくプッシュしてバイクの上にとどまっていたから。だけど、今回の結果には満足している」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・ヘレス |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |