【MotoGP】ロレンソ「オーストリアはドゥカティでのベストレース」
ロレンソは、4位で終えたオーストリアGPを「ドゥカティに移籍して以来のベストレース」だと評した。








オーストリアGPで4位フィニッシュを果たしたドゥカティのホルヘ・ロレンソは、今回のレースはドゥカティでのベストレースだったと話した。
3番手スタートを活かしたロレンソは、ターン3でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を抜いてトップに浮上し、そのままマルケスを引き離した。
しかしその後ロレンソのペースは落ち始め、背後から迫るマルケスやチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)らを抑えることができなかった。
優勝したドビツィオーゾから6秒遅れの4位でレースを終えたロレンソは、バイクのフィーリングやペースはこれまで同様に良かったと考えている。
「へレスでは3位でフィニッシュしているし、今日の結果はベストなものではない。でもそのへレスでは優勝したペドロサから14秒も離されていたし、バルセロナでは(優勝した)ドヴィ(ドヴィツィオーゾの愛称)から9秒遅れていた。今回は6秒差だったから、その2レースとは少しちがう」
「それに今日またフロントローにも並ぶことができたし、10周も先頭を走ることができた」
「パフォーマンスについては、今週末がベストだった。フィーリングもいちばん良かった。これには満足できるけど、僕自身もチームももっと僕に期待していたから、ハッピーではない」
「でも大きく前進することはできたし、(火曜日に行われる)ミサノでのテストで、僕が必要としているものを得たいと思っている」
ふたつの問題に見舞われたロレンソ
ロレンソはレース中に燃費の問題に見舞われ、表彰台を争うチャンスを失ってしまった。
また3周目以降、彼はエンジンの出力を下げることを強いられ、スピードを落とすことになってしまった。それに加えて、レース中盤に向かうにつれて、ロレンソはリヤのソフトタイヤのグリップを失い始めた。
「今日はふたつの問題が起きた。燃費にとても注意を払わないといけなくて、3周目から(エンジンマップの)出力を最も低くしなければいけなかった。だから通常よりも遅かったんだ」とロレンソは説明した。
「前を走っていた3台に比べると、僕はストレートでかなり(タイムを)失っていた」
「12周目か15周目からは、右側のトラクションもかなり失い始めて、ペースを落とす必要があった」
「トラクションを失うことになったので、リヤタイヤに関して完璧な決断ができていたかどうかはわからない」
「バイクに乗っている時は、毎ラップ経験を積んでいるし、知識も得ている。でもいずれにせよ、結果を出せるようになるだろう」
Story by Lewis Duncan, additional reporting by Oriol Puigdemont
【関連ニュース】
MotoGPオーストリア決勝:ドヴィツィオーゾ、大激戦の末マルケスを下す。今季3勝目
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | オーストリアGP |
ロケーション | レッドブルリンク |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Lewis Duncan |