【MotoGP】今季最悪の予選。突然の失速にビニャーレスは「驚いた」
現在ポイントリーダーのビニャーレスだが、オランダGP予選では今季最悪となる11番手。彼は突然の失速に混乱してしまった様子だ。











ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、オランダGPの予選Q2で速さを発揮できず、11番手止まり。週末を通して速さを見せていただけに、突然のパフォーマンス不足に混乱しているようだ。ヤマハ勢が苦しんだ前戦カタルニアGPでも、ビニャーレスは9番グリッド。今回の予選は今季最悪だったことになる。
ビニャーレスは、金曜日にドライコンディションで行われたFP2ではトップ。土曜の午前中にウェットで行われたFP3でも4番手と、どちらのコンディションでも速さを見せていた。
それだけに、ポールポジションを獲得したヨハン・ザルコ(テック3ヤマハ)から2秒以上も遅れをとった理由を、彼は説明できないようだ。
「FP3では感触は良かったので、なぜだかわからない。リズムもすごく良かったし、良いラップができたのに」とビニャーレスは語った。
「予選で、突然そういった感覚がなくなってしまった」
「トラックが乾いていっていたからかはわからないが、前後のタイヤの感触がなかった。特に、コーナーへの進入や、コーナー中盤でリヤタイヤの感触がなかったんだ」
ビニャーレスは、路面の水量がFP3と比べて少なくなったことが、ペースを上げられなかった要因だったのではないかとコメントした。
「路面の水の量が少し少なくなったようだ。だけど、それが僕が速く走れなかった理由かはわからない
「もう少し路面が乾いていても、おそらく僕は速く走れなかった。なぜならクラッシュする危険を常に感じていたからだ。今朝(FP3)はもっと自信を持てていた」
「チャンピオンシップを戦っている以上、このスタートポジションは良くはない
「FP3を終えた時はポールも狙えると思っていたのに11番手だ。驚きだよ」
ニューシャシーがウェットで機能したロッシ
一方、ビニャーレスのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシは、最終的にフロントロウは逃したものの、セッションの大半でポールポジションを争っていた。
予選トップ3のペースが協力だったと認めたロッシだが、一方でウェットコンディションで新シャシーが機能したことに満足しているようだ。
「2017年型のバイクはウェットコンディションで苦労していたので、新シャシーがウェットでどうなのか、とても興味があった。だから、僕たちにとってはポジティブな1日だった」とロッシは語った。
「今朝のFP3も競争力があったので、感触はそれほど悪くはなかった。予選でフロントロウが獲れなかったのは残念だが、トップ5でスタートすることがとても重要だ」
「最終ラップはトップ3の方が僕たちよりも強かったので、もう少し作業をする必要がある。だけど、僕が良い感触を持っていることが非常に重要だ」
「決勝はドライになることを願っている。ペースを改善するために、ドライでのウォーミングアップ改善に取り組む。金曜日はそんなに悪くなかったけど、表彰台を争う力はなかったからね」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アッセンGP |
ロケーション | TTサーキット・アッセン |
ドライバー | マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | David Gruz |