【MotoGP】優勝のビニャーレス「ロッシ転倒なくともチャンスはあった」
フランスGPの最終周で2番手だったビニャーレスは、ロッシがミスしなくとも、オーバーテイクするチャンスはあったと語った。






フランスGP決勝で優勝を果たしたヤマハのマーベリック・ビニャーレス。序盤で首位に立ったテック3のヨハン・ザルコを交わした後、終盤までレースをリードしていたが、最終ラップでは2番手に位置していた。ラスト3周のところで、背後に迫っていたチームメイトのバレンティーノ・ロッシに先行を許してしまったのだ。
ロッシの0.4秒差で後につけていたビニャーレスは、ロッシが最終周でミスした際に再び抜き返したことで首位に返り咲き、その後ロッシが転倒したことで勝利を確実なものとした。
ロッシがミスしなくとも、オーバーテイクするチャンスはあったのかどうかビニャーレスに尋ねると、彼は次のように語った。
「そう思うよ。僕はベストを尽くしていたし、最後までブレーキポイントを遅らせていた。簡単な仕事ではなかったよ」
「バレンティーノが僕をオーバーテイクした時、彼は少しギャップがあった。僕らのラップタイムにはほとんど差がなかったから、抜き返すのは難しかった」
「でも、僕はセクター1とセクター2を完璧にこなさなければならなかったから、彼とは最後のコーナーで戦おうと考えていた」
ビニャーレスは、ロッシがオーバーランし、ターン11で転倒した後も、全力でプッシュしたと語った。
「バレンティーノがミスをしたのを見て、チャンスだと感じた」
「その後、僕は全力でプッシュして、最後に勝利を掴むことができた」
「本当に嬉しかったよ。これまでの2戦はまるで災害のようだったのに、今回は勝利することができたからね。最終周には最速ラップを記録できたから、それもよかった」
勝利を手にしたビニャーレスは、現在までに85ポイントを獲得。年間ランキングで首位に返り咲いた。2番手にはダニ・ペドロサ(ホンダ)が17ポイント差でつけ、3番手には23ポイント差でロッシが続いている。
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | フランスGP |
ロケーション | ル・マン-ブガッティ・サーキット |
ドライバー | マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |