【MotoGP】問題解決にお手上げのロッシ「日本からの助けが必要」

バレンティーノ・ロッシは、ヤマハのバイクが抱えている問題を解決するためには、日本からの助けが必要になると主張している。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、レッドブルリンクで行われたオーストリアGPを7位という結果で終えた。6位だったチームメイトのマーベリック・ビニャーレスだけでなく、5位フィニッシュしたテック3ヤマハのヨハン・ザルコにも遅れを取ってしまった。

 ポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾとの優勝争いには敗れたものの2位を獲得したため、ヤマハの2台とのポイント差は広がり、ビニャーレスがマルケスと24ポイント差、ロッシはそこからさらに9ポイント遅れを取っている。

 ロッシは、ホンダとドゥカティの両ワークス計4台に負けたことの方が、ザルコにパフォーマンスで上回られたことよりも問題だと考えている。

「7位だったのに、チャンピオンシップを勝つことを考えていても、それはあまり賢明とは言えないだろう」とロッシは語った。

「まず、競争力をつけなくてはならない」

「ザルコは、僕とマーベリックを上回ったのでハッピーだと思うけど、もし僕が5位だったとしても、やっぱり満足はできない」

「レースの半分くらいまで、僕はホンダの1台(マルケス)とドゥカティの1台(ドヴィツィオーゾ)とレースをしていたが、後半は2台のヤマハ(ザルコとビニャーレス)とのバトルになった。僕たちは、他に比べてタイヤの性能の劣化が激しく、加速にかなり問題を抱えていたんだ」

「ザルコを倒すことよりも、ホンダやドゥカティと戦うことについて考えるべきだ」

 シーズン序盤はビニャーレスが開幕2連勝を飾るなど、好調だったヤマハ。だが、シーズンが進むにつれて徐々にその歯車が狂っていってしまった。

 オランダGPでヤマハが新シャシーを導入してから、難しいコンディションだったチェコGPでしか表彰台に上がれていないビニャーレスは、これ以上のシャシー変更に反対していた。

 一方で、ロッシはバイクが抱える問題を”解決”するためには、ヤマハからの新しいパーツが必要だと断言した。

「日本からの援助が必要だ」とロッシは付け加えた。

「正直言って、もし1時間後にレースをしなければいけないとしたら、何を変えるべきかわからない状態だ。僕たちはこの問題を避けようとあらゆることをして、そして失敗したんだから」

「だから、僕は解決策がガレージの中にあるとは思わない」

 それでも、ロッシは来週末に行われるシルバーストンでのイギリスGPは、オーストリアとは違うストーリーになるという希望を抱いている。シルバーストンはオーストリアよりも流れるようなレイアウトとなっており、気温がより低くなる可能性があるからだ。

「(チェコGPが行われた)ブルノでは速かったが、フラッグ・トゥ・フラッグのレースになったことで表彰台に乗る機会を逃した。おそらく、シルバーストンではブルノみたいに、僕たちのバイクが速くなると思う」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース