MotoGPドイツFP2:マルケスが初日総合トップ。中上貴晶は15番手と苦戦
MotoGP第9戦ドイツGPのフリー走行2回目が行われ、マルク・マルケスがトップタイムをマークした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第9戦ドイツGPのフリー走行2回目が行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスがトップタイムをマークした。
ザクセンリンクは午後になり気温も25℃まで上昇、路面温度43℃というコンディションでセッションがスタート。
各ライダーは開始から時間をあけること無くコースイン。タイヤチョイスは午前のFP1とは異なりハードタイヤを履くライダーも多くなった。また、早々にマルケスがバランスを崩し、“膝”を使って立て直すスリリングなシーンが観られた。
コース上ではアレックス・リンス(スズキ)が1分21秒408を記録してトップタイムに。リンスはFP2序盤では数少ないミディアム-ミディアムをチョイスしたライダーだ。ただ、その後すぐにマルケスが1分21秒113までタイムを縮めてきたことでトップの座を明け渡している。
またアプリリアのアレイシ・エスパルガロが1分21秒543で3番手につけるなど、セッション序盤とはいえ、そのポテンシャルを見せていた。
セッションが中盤に入り、一度ピットインしたライダーが再度コースへ戻ってくると、前後ハードに履き替えているライダーが目立った。
残り20分、FP1でトップタイムをマークしていたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)がまたも速さを見せる。1分21秒100でマルケスのタイムを上回り、トップにつけた。またFP1ではあまりタイムシート上位に顔を出してこなかったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)もタイムを縮め、1分21秒489で4番手に浮上した。
セッションが残り10分を切り、各ライダーが初日最後のタイムアタックに入るが、その中でまずはリンスがタイムを上げた。1分21秒046と僅差ながら首位タイムを記録し、トップへ躍り出た。
そのリンスのタイムを越えてきたのはザクセンリンクを得意とするマルケスだ。1分20秒705と、ひとり20秒台にタイムを入れ後続に差をつけた。
その後ろでアタックに入っていたクアルタラロだが、チームメイトのフランコ・モルビデリがスロー走行をしていたことでアタックを邪魔されてしまい、ラップを中断する羽目に。クアルタラロはマシン上で怒りを露わにしていた。
そしてKTMのポル・エスパルガロがここで1分21秒265をマーク、5番手に割って入った。
ここでチェッカーフラッグが振られるが、ラストアタックに入っていたクアルタラロはまたもや満足行くアタックはできなかった。前を走っていた中上貴晶(LCRホンダ)に引っかかる形となり、タイムを伸ばせずに終わると大きく手を振り上げて不満を示していた。
最終的にトップタイムはマルケス。ただひとり1分20秒台に入れるなど、その強さを見せつけた。
2番手はリンス。初日は午前から速さを見せており、それは午後も変わることはなかった。3番手にはクアルタラロが入った。前述のように終盤のアタックでは上手くタイムを更新できなかったものの、ペース面ではマルケスに匹敵する速さを見せた。
また前戦優勝のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)も好調を維持しており、4番手につけた。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは10番手だ。
前戦オランダGPで大クラッシュを喫した中上は、FP2ではタイムが伸びず15番手となった。
【リザルト】MotoGP第9戦ドイツGP フリー走行2回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | マルク マルケス | 26 | 1'20.705 | ||
2 | アレックス リンス | 26 | 1'21.046 | 0.341 | 0.341 |
3 | ファビオ クアルタラロ | 23 | 1'21.065 | 0.360 | 0.019 |
4 | マーベリック ビニャーレス | 23 | 1'21.193 | 0.488 | 0.128 |
5 | ポル エスパルガロ | 21 | 1'21.265 | 0.560 | 0.072 |
6 | カル クラッチロー | 23 | 1'21.392 | 0.687 | 0.127 |
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