MotoGPタイFP1:ビニャーレス首位。マルケス大クラッシュでメディカルセンターへ
チャーン・インターナショナル・サーキットでMotoGP第15戦タイGPのフリー走行1回目が行われた。トップタイムはマーベリック・ビニャーレスだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第15戦タイGPのフリー走行1回目が行われ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスがトップタイムを記録した。
舞台となるチャーン・インターナショナル・サーキットは気温29℃、路面温度37℃と熱帯らしく午前中から暑いコンディションとなった。
フライアウェイ初戦となるタイGPのフリー走行1回目が始まると、ミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)が早々にクラッシュ。オリベイラはターン7でスリップダウンを喫してしまった。
前戦アラゴンGPではFP1から他のライダーを圧倒するタイムを叩き出していたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だが、ここブリーラムでもセッション序盤からタイムを上げてきた。1分31秒698をマークし、更に走行を続けると1分31秒187までタイムを縮めた。
ランキング2番手でマルケスのタイトル獲得を阻止したい、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)もペースを上げてくるが、タイムは1分32秒170とマルケスからは約1秒差だ。
セッション開始から10分、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1分31秒988までタイムを更新し、2番手につけた。そこにビニャーレス、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)とヤマハ勢が続いた。
アラゴンGPで左手首骨折の負傷を負ったポル・エスパルガロ(KTM)は、体内に固定用のプレートを入ったまま出走。最終コーナーでバランスを崩し、あわや転倒という場面もあったが、なんとか持ち直して事なきを得た。
セッション中盤には、ビニャーレスが1分31秒673を記録。2番手タイムとした。
クアルタラロ、そしてチームメイトのフランコ・モルビデリもタイムを縮めており、トップタイムのマルケス以下4台をヤマハ勢が連なる展開となった。
その裏ではアレックス・リンス(スズキ)にトラブルが発生。ホームストレートを走っていたリンスだが、ターン1をオーバーシュートしてそのままスローダウン。コース外へとマシンを出すと、マーシャルの助けを借りてピットへと戻った。
セッション時間が残り10分を切ると、各ライダーはアタックへと入った。
しかし残り5分、マルケスがターン7でハイサイドを起こし、マシンが大きく破損するクラッシュを喫してしまった。そしてマルケスは一時的にグラベル脇でうずくまってしまった。
後に立ち上がって自力でコース外へと向かおうとしたものの、足に痛みがあるのかマーシャルに方を借りる場面もあった。マルケスは最終的に救急車に乗り、検査のためメディカルセンターへと向かった。
コース上ではドヴィツィオーゾが1分31秒321をマークして2番手に浮上。更にクアルタラロが1分31秒170と、転倒したマルケスの記録していたタイムを上回ってトップに浮上した。
そしてセッションは終了。だがチェッカー後の計測でビニャーレスが1分30秒979を叩き出し、一気にトップへと躍り出た。
それ以上上位陣へ食い込んでくるライダーは出ず、FP1トップタイムはビニャーレスとなった。2番手はクアルタラロ。3番手にはマルケスが続いた。
またマルケスを追うドヴィツィオーゾは、4番手タイムでFP1を終えた。
中上貴晶(LCRホンダ)は1分31秒947で14番手タイムとなった。
【リザルト】MotoGP第15戦タイGP フリー走行1回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | マーベリック ビニャーレス | 21 | 1'30.979 | ||
2 | ファビオ クアルタラロ | 21 | 1'31.170 | 0.191 | 0.191 |
3 | マルク マルケス | 17 | 1'31.187 | 0.208 | 0.017 |
4 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 20 | 1'31.205 | 0.226 | 0.018 |
5 | ジャック ミラー | 18 | 1'31.227 | 0.248 | 0.022 |
6 | バレンティーノ ロッシ | 22 | 1'31.482 | 0.503 | 0.255 |
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