MotoGPタイFP2:ヤマハ勢トップ3独占。マルケス、転倒の影響を感じさせぬ走り
MotoGP第15戦タイGPのフリー走行2回目が行われ、ファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第15戦タイGPのフリー走行2回目が、チャーン・インターナショナル・サーキットにて行われた。トップタイムはペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロだった。
午後になりサーキットの気温、路面温度は共に上昇。気温31℃、路面温度は50℃と、灼熱のコンディションとなった。
またFP1終盤にハイサイド転倒を喫したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、検査のため病院へ向かったが幸運なことに負傷は無く、FP2にも参加。マシンに跨がってコースへ向かった。
マルケスはアウトラップをこなすと連続でアタックラップに突入。2回目の計測では1分30秒891と、自身がFP1でマークしたタイムを上回る好タイムを記録してトップにつけており、転倒の影響を微塵も感じさせなかった。
FP2序盤は、FP1から好調なヤマハ勢がマルケスに続いた。2番手(1分31秒653)にマーベリック・ビニャーレス、3番手(1分31秒778)にクアルタラロという並びだ。
FP2は序盤からタイムの入れ替えの多い展開となった。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分31秒642で2番手に浮上すると、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も1分31秒586までタイムを縮めて2番手を奪取した。
セッションが折返しを迎える頃、ドヴィツィオーゾが1分31秒575をマーク。2番手に浮上するがマルケスには手が届かなかった。その後クアルタラロが1分31秒543と僅差ながらドヴィツィオーゾを上回り2番手に割って入った。
その後はビニャーレスが更にタイムを縮めて2番手となり、ジャック・ミラー(プラマック)が4番手に浮上した。ただマルケスのタイムが脅かされることはないまま予選組分けを睨んだセッション終盤のアタック合戦の時間帯となった。
残り10分、アレックス・リンス(スズキ)が1分31秒392のタイムで3番手に浮上した。
ロッシもこの時間帯になるとアタックへ向かい、1分31秒033をマークして2番手タイムとした。
残り4分、ビニャーレスが1分30秒597とマルケスを上回るタイムを記録。トップへ躍り出た。同じくヤマハ勢のフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)が1分30秒625で2番手につけ、チームメイトのクアルタラロが3番手に続いた。
クアルタラロは残り2分を切るところで更にタイムを更新。
チームメイトらがタイムを伸ばす中、ロッシもアタックを終えたものの、ヤマハ勢の1-2-3に続くことができず1分30秒733で5番手に留まった。
そしてセッションは終了。最後の計測でもトップ3のヤマハ勢に割って入るライダーは出なかった。
初日総合タイムの結果は、クアルタラロ、ビニャーレス、モルビデリの1-2-3となった。またロッシも5番手に続いており、ヤマハ勢4台がトップ5に入る好調さを見せた。
マルケスは最終的に総合6番手。FP1で大きなクラッシュを喫した事を考えると驚異的な走りだ。またマルケスをランキング2位で追うドヴィツィオーゾは総合8番手となった。
LCRホンダの中上貴晶は総合14番手。予選Q2に直接進出するためには2日目のFP3でタイムを大きく改善する必要がありそうだ。なおチームメイトのカル・クラッチローも総合13番手と目立たない結果に終わった。
【リザルト】MotoGP第15戦タイGP フリー走行2回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 22 | 1'30.404 | ||
2 | マーベリック ビニャーレス | 21 | 1'30.597 | 0.193 | 0.193 |
3 | フランコ モルビデリ | 21 | 1'30.625 | 0.221 | 0.028 |
4 | ジャック ミラー | 18 | 1'30.698 | 0.294 | 0.073 |
5 | バレンティーノ ロッシ | 21 | 1'30.733 | 0.329 | 0.035 |
6 | マルク マルケス | 23 | 1'30.891 | 0.487 | 0.158 |
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