転倒もフロントロウを獲得……中上念願の表彰台へ「戦う準備はできている」
MotoGPヨーロッパGPの予選で、LCRホンダの中上貴晶は、転倒を喫しながらもフロントロウ3番グリッドを獲得。決勝レースに向けた意気込みを語った。
Third place Takaaki Nakagami, Team LCR Honda
Gold and Goose / Motorsport Images
スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行なわれているMotoGP第13戦ヨーロッパGP。その予選でLCRホンダの中上貴晶は、3番グリッドを獲得した。
今回のグランプリは、初日から雨が降ったり止んだり。この予選も雨絡みであり、路面は濡れている……ただすでに雨は落ちておらず、ラインだけが乾いていくというさらに難解なコンディションでセッション開始を迎えた。
中上はフリー走行でのタイムから、直接Q2に進出。そのQ2でも、一時はトップタイムを記録する速さを見せた。
その中上はさらにタイムを縮めようとした最中、最終コーナーで転倒。タイムアップの機会を失うことになってしまう。ただ、ポル・エスパルガロ(KTM)とアレックス・リンス(スズキ)には先行されてしまったものの、中上は3番グリッドを確保。2戦連続のポールポジションとはならなかったが、今季3度目となるフロントロウを手にした。
「前回に続きフロントロウを獲得できてとても嬉しいです」
中上はそうプレスリリースにコメントを寄せた。
「今回はポールポジションではありませんが、3番手は素晴らしい結果です。Q2の最後に小さなミスをしてしまいました。プッシュしすぎて、最終コーナーで転倒してしまいました。しかし、このようなコンディションでベストを尽くしてフロントロウを獲得できたのは良かったです。チームにお礼を言いたいです」
前回のレースでは転倒リタイアに終わった中上。今回こそ、MotoGPクラスで初の表彰台獲得に期待がかかる。
「明日が楽しみです。レースで戦う準備はできています」
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