MotoGPバレンシアFP2:2番手タイムの中上貴晶、予選に期待! トップはミラー
MotoGP第14戦バレンシアGPのフリー走行2回目が行なわれ、ジャック・ミラーがトップタイムをマーク。中上貴晶も2番手タイムを記録した。
Jack Miller, Pramac Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
リカルド・トルモ・サーキットでMotoGP第14戦バレンシアGPのフリー走行2回目が行なわれ、プラマックのジャック・ミラーがトップタイムをマークした。
前戦ヨーロッパGPから同一サーキットでの連戦となるバレンシアGP。その初日は1週間前の雨から打って変わってのドライ。曇り空ではあるが気温19℃、路面温度21℃のコンディションでFP2開始を迎えた。
なお新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者とされ前戦を欠場していたテック3・KTMのイケル・レクオナはバレンシアでもFP2までを欠場。2日目からグランプリへ復帰する予定だ。
午後のFP2が始まると、ライダー達は間を開けずコースイン。ここではFP1では見られなかった、フロントにハードタイヤを選択するライダーが増加した。
FP2序盤では一気にタイムが縮まり、10分も経たない内にヨハン・ザルコ(アビンティア)が1分30秒053をマーク。これがひとまずのトップタイムとなった。2番手以下にはジョアン・ミル(スズキ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が続いた。
9分が経過した頃にはアレックス・マルケス(レプソル・ホンダ)がターン2で転倒。彼はマシンを再始動してコースへと戻ることができた。
その後も各セクターで最速タイムをマークする走りを見せるライダーが多く、タイムシートは変動が続いた。
15分ほどが経過すると多くのライダーが一度ピットへ戻っていたが、コース上ではミルが連続周回を続行。初優勝を挙げた前戦のレースペースよりも良い1分31秒台中盤〜後半を連続でマークしており、アベレージの高さが垣間見えた。
セッション残り20分、中上貴晶(LCRホンダ)が1分31秒063をマーク。2番手に浮上してきた。中上はその後連続アタックで1分30秒713を記録し、トップタイムを更新している。
残り15分、アレックス・マルケスがターン4でこのセッション2度目の転倒。グラベルに転がり出たマシンはダメージが大きいようで今回は再始動ができず、スクーターでピットへ戻らざるを得なかった。
更に残り11分、ミルも同じターン4でフロントのグリップを失い転倒。怪我はなかったが、彼もアレックス・マルケスと同じく直接ピットへと戻った。
ミルはピットへ戻ってくると、スペアマシンですぐにコースイン。セッションは残り7分だ。
ピットに入っていた他のライダーも、終盤になり一様にコースイン。予選を睨んだタイムアタックが始まり出した。
残り1分半、ポル・エスパルガロ(KTM)が1分30秒821をマーク。2番手に浮上してきた。更に直後、フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)が1分30秒742を記録し、2番手が入れ替わった。
残り10秒、ミラーが1分30秒622をマークし、一気に自己ベストを更新。中上を上回ってトップに立った。
最後のアタックでは中上を含み、最速ペースをマークするライダーが続出。しかし後半セクターで失速し、最終的にミラーのタイムを上回ってくるライダーは現れないままFP2が終了。ミラーがトップタイムとなり、2番手に中上、3番手にはバニャイヤが並んだ。
初日総合タイムでのトップ10の並びは、ミラー、中上、バニャイヤ、ポル・エスパルガロ、ザルコ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、カル・クラッチロー(LCRホンダ)、モルビデリ、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)となった。ランク首位のミルは総合12番手、ランク2番手のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は総合16番手とFP1から引き続き下位に沈んでしまった。
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