中上貴晶、2020年最終戦は5位「来年はさらに前進し、しっかりと戦いたい」
MotoGPの2020年シーズン最終戦ポルトガルGPが行なわれ、LCRホンダの中上貴晶は5位でフィニッシュ。シーズンをランキング10位で終えた。
Takaaki Nakagami, Team LCR Honda
Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGP最終戦ポルトガルGPがアルガルヴェ・サーキットで行なわれ、LCRホンダの中上貴晶は5位でフィニッシュを果たした。
【リザルト】中上貴晶が5位入賞! MotoGP2020年最終戦ポルトガルGP決勝結果
ポールポジションを獲得するなど、躍進を遂げた2020年の中上。この最終戦でも安定した速さを発揮し、11番手スタートながらも着実に順位を上げて5位でのフィニッシュを果たした。中上は結局15戦中13戦で入賞する安定感を見せ、ランキング10位でシーズンを終えることになった。
「最初に、休みなく続いたハードな日程の中で、いつも完ぺきなマシンを準備してくれたチームとホンダ、そしてすべての関係者とスポンサーに感謝の言葉を送りたいです」
中上はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。なおチームメイトのカル・クラッチローは今季限りでの現役引退を決断。今回のレースがMotoGPで最後のレースということになった。
「LCRホンダで最後のレースになったカル(クラッチロー)には、改めて感謝の言葉を送ります。MotoGPクラスで戦うようになってからの3年間、自分にとってカルはいつも偉大な選手であり、素晴らしいチームメートでした。これからも彼の成功を願っています」
中上は今回のポルトガルGPについて、隊列がバラけた後半にオーバーテイクを仕掛けることができるようになり、それで順位を上げることができたと語った。
「今日のレースは、11番グリッドからのスタートということで、前半はなかなか前にいけず厳しいレースとなりました。後半は多少ばらける展開になりパッシングポイントを見つけることができて一気にポジションを上げることができました。終盤は1分40秒前半で連続ラップすることができました」
結局今季、念願の表彰台にはあと一歩というところで届かなかったが、それでも今回の走りは満足できるものだったようだ。
「表彰台には立てませんでしたが、今日のレース内容には満足しています。そして、5位でフィニッシュすることができて良かったです。今年はライダーとして大きな成長を遂げることができました。来年はさらに前進し、しっかりチャンピオンシップを戦いたいです」
「今年はファンの方々にも本当にすばらしいサポートをしていただきました。とても感謝しています。来年は、応援してくれるすべての方々に、さらに喜んでもらえるシーズンにしたいと思っています」
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