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MotoGPエミリア・ロマーニャ決勝:ビニャーレス、念願の今季初優勝! 中上粘り6位

MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行なわれ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスがポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を挙げた。

Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ミサノ・サーキットでの連戦後半のエミリア・ロマーニャGP。その決勝レースが行なわれ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスがポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を挙げた。

 予選では前戦サンマリノGPから連続でビニャーレスがポールポジションを獲得。2番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)、3番手にはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が並んだ。中上貴晶(LCRホンダ)は12番手からのスタートだ。

 27周の決勝レースは気温26℃、路面温度39℃とサンマリノGPよりも若干低い温度で開始された。

 スタートで猛ダッシュを決めたのはジャック・ミラー(プラマック)。ただホールショットを奪ったはいいものの、ビニャーレスにすぐに追い抜かれてしまい、2番手に後退した。

 オープニングラップを終えてのオーダーはビニャーレス、ミラー、バニャイヤのトップ3。ビニャーレスは好ペースで飛ばし、既にギャップを広げつつあった。

 2周目には地元戦のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がターン4で転倒。なんとか再スタートを切ったが、最後尾にまでポジションを落としてしまった。また表彰台圏内を争っていたブラッド・ビンダー(KTM)もターン15で転倒と、序盤は慌ただしい展開となった。なおビンダーはコースに戻ったが、その後再び転倒を喫してリタイアしている。

 先頭集団はビニャーレスとバニャイヤのトップ2が先行。ギャップは0.5秒を切っており、バニャイヤが徐々に追い上げつつあった。

 5周を消化する頃にはビニャーレスとバニャイヤの差はほぼ消滅。6周目のターン4で走行ラインがワイドなビニャーレスのインをバニャイヤが突き、サイドバイサイドの争いを制してオーバーテイク。先頭が入れ替わった。

 先頭に浮上したバニャイヤはそのままビニャーレスを引き離しにかかり、0.7秒ほどのギャップを開いた。

 9周目、ミラーはトラブルが発生したのか、ここでピットイン。レースを終えた。

 バニャイヤはコンスタントに好ペースを刻み、10周を走った段階で2番手のビニャーレスに1秒のギャップを築いた。その後方3番手のポル・エスパルガロ(KTM)も同程度のギャップで追随した。

 バニャイヤとビニャーレスのギャップはジリジリと拡大を続け、レース距離が半分を過ぎた15周時点で1.5秒ほどとなった。

 レース展開は上位5台がそれぞれ単独で走る淡々としたモノが続き、レースは残り10周だ。なお転倒後も走行を続けていたロッシは、このタイミングでリタイアを選んだ。

 レース残り8周、3番手争いでクアルタラロがポルに追いつき、テールトゥノーズ状態となった。

 残り7周、先頭を独走していたバニャイヤがターン6でまさかの転倒。再スタートは叶わず、ここでリタイアとなり、ビニャーレスが先頭に浮上した。

 激しさを増すポルとクアルタラロによる2番手争いだが、ポルが上手く抑え続けており、クアルタラロはなかなか前に出ることができない。そうしている内にジョアン・ミル(スズキ)が一気に接近し、残り3周となる頃には3台がテールトゥノーズ状態となった。

 そしてミルはターン2のブレーキングで深く入り、クアルタラロをオーバーテイク。3番手に浮上した。

 ミルのアタックは続き、ポルも残り2周のターン1でオーバーテイク。遂に2番手に上り詰めた。ポルはここでクアルタラロにも追い抜きを許し、4番手に後退した。

 しかしクアルタラロには最終ラップに入るタイミングでトラックリミット違反によるロングラップペナルティが科されてしまった。

 ラストラップ、先頭のビニャーレスは危なげない走りでトップでチェッカーを受け、今季初優勝を果たした。2位はミル、3位はポルとなった。

 クアルタラロは3番手でフィニッシュしたものの、ロングラップペナルティの不履行によって3秒のタイム加算ペナルティが決定し、4位となった。

 今回ビニャーレスが優勝した一方で、ポイントリーダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は8位と振るわなかった。

 その結果、チャンピオンシップ争いでドヴィツィオーゾが首位という状況こそ不変なものの、2番手のクアルタラロと3番手のビニャーレスが同ポイントとなり、1ポイント差でドヴィツィオーゾを追うという非常に僅差の状況が生み出された。なお、ミルも4ポイント差で4番手につけており、タイトル候補に浮上してきた。

 中上はレース中コンスタントな走りで着実にポジションを上げていき、最終的に6位でフィニッシュ。FP4と予選での不運な転倒によるグリッド位置を考えると値千金の結果と言えるだろう。

 

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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Spain マーベリック ビニャーレス 27         25
2 Spain ジョアン ミル 27 2.425       20
3 Spain ポル エスパルガロ 27 4.528       16
4 France ファビオ クアルタラロ 27 6.419       13
5 Portugal ミゲル オリベイラ 27 7.368       11
6 Japan 中上 貴晶 27 11.139       10
7 Spain アレックス マルケス 27 11.929       9
8 Italy アンドレア ドヴィツィオーゾ 27 13.113       8
9 Italy フランコ モルビデリ 27 15.880       7
10 Italy ダニーロ ペトルッチ 27 17.682       6

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