MotoGPカタルニアFP1:ヤマハ勢好調、クアルタラロ首位。ドヴィツィオーゾ2番手
MotoGP第9戦カタルニアGPのフリー走行1回目が行なわれ、ファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
カタルニア・サーキットでMotoGP第9戦カタルニアGPのフリー走行1回目が行なわれ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
3連戦の締めくくりであり、2020シーズン折り返しとなるカタルニアGP。これまでの7レースでは6人の勝者が出るなど有力候補不在の接戦が続いている。
カタルニアGP初日は天候こそ良好だが、現地は気温18度、路面温度18度とここ数ヵ月のレースに比べると低温のコンディションでのセッション開始となった。
なお今戦はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の代役としてステファン・ブラドルが復帰。LCRホンダのカル・クラッチローは左足首の靭帯を負傷した状態でFP1へ挑んだ。
低温のコンディションに、大部分のライダーはソフト/ミディアムタイヤの組み合わせで出走。序盤はヤマハ勢(ファビオ・クアルタラロ、バレンティーノ・ロッシ、フランコ・モルビデリ)が連なって走行する場面が見られ、それぞれがタイム更新を重ねて行った。
前戦ウイナーのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)も序盤から積極的にタイムを縮めていき、10分ほどで1分41秒272を記録してトップタイムとした。その後、クアルタラロが1分40秒972でこれを更新している。
セッション折り返しの残り25分、ジョアン・ミル(スズキ)がターン5でフロントタイヤのグリップを失ってクラッシュ。ミルは自力でコース外に出た。
FP1ではドゥカティ勢がなかなかタイムを上げられない状況が続いており、ポイントリーダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)もセッション折り返しで20番手に留まっていた。
中盤は目立ったタイム更新は無く各ライダーが走行を重ねて行く展開。残り時間10分を切ると、一時はピットへ戻っていたライダーも再びコースへ向かった。
残り7分、ドヴィツィオーゾが1分41秒600をマークし、ようやくトップ10圏内に入った。ドヴィツィオーゾはそのままアタックを続けると、1分41秒347で6番手まで浮上した。
その少し後、イケル・レクオナ(テック3・KTM)がターン2で転倒。ライダーに怪我はない様子だった。
セッション前半は沈んでいたドヴィツィオーゾだが、後半はタイム更新を連続。残り2分というタイミングで1分40秒979で2番手タイムを記録した。
最後のアタックではクアルタラロが1分40秒431を叩き出し、トップタイムをキープ。カタルニアGPを良い形で発進した。2番手はドヴィツィオーゾ、3番手にはミルが続いた。
このセッションではヤマハ勢が全体的に好調で、トップ8に4台が入る状況だった。
なお日本の中上貴晶(LCRホンダ)は最終的に11番手と静かな滑り出しとなった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 20 | 1'40.431 | 169.441 | ||
2 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 19 | 1'40.861 | 0.430 | 0.430 | 168.719 |
3 | ジョアン ミル | 20 | 1'41.060 | 0.629 | 0.199 | 168.387 |
4 | マーベリック ビニャーレス | 22 | 1'41.105 | 0.674 | 0.045 | 168.312 |
5 | アレイシ エスパルガロ | 19 | 1'41.195 | 0.764 | 0.090 | 168.162 |
6 | フランコ モルビデリ | 20 | 1'41.219 | 0.788 | 0.024 | 168.122 |
7 | アレックス リンス | 20 | 1'41.316 | 0.885 | 0.097 | 167.961 |
8 | バレンティーノ ロッシ | 20 | 1'41.536 | 1.105 | 0.220 | 167.597 |
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