MotoGP アラゴンGP

MotoGPアラゴン決勝:バニャイヤ、マルケスとの一騎打ちに勝ちMotoGP初優勝! 日本人初200GPの中上は10位

MotoGP第13戦アラゴンGPの決勝レースが行なわれた。優勝はドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。

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 MotoGP第13戦アラゴンGPがモーターランド・アラゴンで開催され、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールトゥウィンで初優勝を飾った。

 アラゴンGPは週末を通して安定した天候で、決勝日も快晴、気温28℃、路面温度45℃のコンディションで全23周の決勝レースのスタートを迎えた。

 サーキットレコードを更新し、ポールポジションを獲得したバニャイヤがそのままホールショットを決めると、オープニングラップをトップで通過。その後ろにマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、バニャイヤのチームメイトであるジャック・ミラーが続いた。

 レース序盤はバニャイヤを先頭にマルク・マルケス、ミラーがトップ3に並んだ状態が続いたが、その後ろにはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ジョアン・ミル(スズキ)、ホルヘ・マルティン(プラマック)らが続く縦長の列が形成された。

 縦長の集団が等間隔で走行する中、バニャイヤとマルケスは最速タイムを更新しながら周回。3番手以降と徐々に差を開いていった。そして残り10周となったところでは、後続と3秒以上の差を築き上げていた。この時点で、優勝争いはバニャイヤとマルケスの一騎打ちの状態となった。

 3番手争いはミラー、ミル、アレイシ・エスパルガロに絞られた。12周目には3番手を走行していたミラーが大幅にワイドに膨らんでしまい、その隙にミルとアレイシ・エスパルガロがパス。ミラーはこれで5番手まで後退した。

 残り3周となったところでついに優勝争いのバトルが激しくなり始めた。これまでバニャイヤの後ろをピタリとつけるも、終始2番手に留まっていたマルケスが今レース初めてトップに躍り出た。しかし、マルケスにパスをされた直後、バニャイヤはすかさず首位を奪い返した。

 首位争いの攻防は毎周行なわれたが、マルケスのアタックをバニャイヤは冷静にいなして抜き返し、先頭を譲らないままレースは最終ラップを迎えた。

 最終ラップ、マルケスはダウンヒルで最後の賭けに出た。今までよりも深くブレーキをかけ、勝負に出るも、止まり切れずそのままコースアウトしてしまい、ここで勝負がついた。

 これでバニャイヤがトップでチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウィンで最高峰クラス初優勝を果たした。

 2位はマルケス、3位はミル。マルケスにとっては第8戦ドイツGP優勝以来の表彰台獲得だ。ミルも第10戦スティリアGP以来の久しぶりの表彰台となった。

 4位にはアレイシ・エスパルガロ、5位はミラーだ。ミラーは一度ワイドに膨らんでポジションをを落としたことが痛手となった。

 また、ポイントリーダーであるファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は予選3番手からのスタートだったが、オープニングラップから出遅れがあり、終始9番手付近を走行。レース途中にはエネア・バスティアニーニ(エスポンソラマ)、中上貴晶(LCRホンダ)とバトルを繰り広げ、最後は8位フィニッシュとなった。

 その中上は、日本人初クランプリ通算200レース目を迎えた記念すべき日を10位で終えた。

 また、アプリリア移籍後初レースとなったマーベリック・ビニャーレスは18位と厳しいレースになった。

 

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