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フリー走行レポート

MotoGPアルガルヴェFP1:新王者クアルタラロが首位で順調な走り出し。中上は12番手

MotoGP第17戦アルガルヴェGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムはヤマハのファビオ・クアルタラロだった。

Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2021MotoGP第17戦アルガルヴェGPのフリー走行1回目が行なわれ、ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムとなった。

 第3戦ポルトガルGP以来、アルガルヴェ・サーキットで迎える今季2度目のレースウィークは、初日ドライコンディションでスタート。気温17度、路面温度19度、快晴のもとで行なわれた。

 セッション前半は第16戦エミリア・ロマーニャGPで自身初となるMotoGP世界王者に輝いたクアルタラロが1分40秒768を出し、トップタイムで折り返した。その後ろにはドゥカティ勢のフランチェスコ・バニャイヤとジャック・ミラーが続いた。

 また、前戦2位表彰台と自己ベストリザルトを更新したポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)が4番手に入るなど、前戦で速さを見せたライダーがそのまま勢いを維持する形となった。

 ここで各車一旦ピットに入り、多くのライダーが走り出しのフィードバックを行なった。残り時間10分を前にバニャイヤがトップタイムを更新し、新王者クアルタラロの前に出た。

 その後、各ライダーはアタックに備え、10分を切ったところで二度目のピットイン。残り時間8分を目途に再びコースに戻った。

 残り3分を切ったところでは、ジョアン・ミル(スズキ)、ルカ・マリーニ(エスポンソラマ)らもトップ5に入るなど、各車がタイムアップした。

 それでも首位を維持したバニャイヤがそのまま1番手でセッションを終えるかと思われたが、最後に1分40秒192でクアルタラロが意地を見せ、トップに浮上。前半折り返し同様に、2番手にバニャイヤ、3番手にミラーが続き、セッション終了となった。

 またその後ろにはスズキ勢が並び、アレックス・リンスが4番手、ミルが6番手で終えている。

 ホンダ最上位は7番手で終えたポル・エスパルガロ、LCRホンダの中上貴晶は12番手だった。

 また今大会前のトレーニング中の転倒が原因で軽い脳震盪を起こした予防措置として、前レース優勝をしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は今大会欠場している。マルケスの代役にはテストライダーのステファン・ブラドルが務め、21番手で終えている。

 
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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 France ファビオ クアルタラロ 21 1'40.192     164.995
2 Italy フランチェスコ バニャイヤ 22 1'40.237 0.045 0.045 164.921
3 Australia ジャック ミラー 19 1'40.323 0.131 0.086 164.779

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