MotoGPドーハFP3:風強く砂塵舞う難コンディション。クアルタラロ首位もタイムは初日に及ばず
MotoGP第2戦ドーハGPのフリー走行3回目が行なわれた。トップタイムをマークしたのはファビオ・クアルタラロ。中上貴晶は15番手だ。

ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催中のMotoGP第2戦ドーハGP。2日目のフリー走行3回目が行なわれ、ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
予選・決勝の行なわれる夜の時間帯とは大きくコンディションの異なるFP3。気温と路面温度だけではなく、風によって砂が巻き上げられてしまい、風景が白く霞むという難しいコンディションで行なわれた。
1分56秒347のトップタイムをマークしたクアルタラロだが、そのタイムは初日FP2の自己ベストから2.5秒の差と言った点からもコンディションの厳しさが伺える。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは5番手タイムだ。
2、3番手にはスズキのアレックス・リンスとジョアン・ミルが続いている。
4番手には今季からテック3・KTMへ移籍したダニーロ・ペトルッチが入っているが、彼はわずか5周の走行に留まっている。
6番手以下にはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、エネア・バスティアニーニ(エスポンソラマ)、アレックス・マルケス(LCRホンダ)、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)がトップ10の並びとなっている。
ドゥカティのジャック・ミラー、プラマックのヨハン・ザルコとホルヘ・マルティン、そしてルカ・マリーニ(エスポンソラマ)はノータイムでFP3を終了。厳しいコンディションに出走を控えた。
なお最終的に初日の自己ベストを更新し、総合タイムでトップ10に入ってくるライダーは現れず、予選組分けは初日FP2のタイムで決定されることになった。
Q2への直接進出となったライダーは、ミラー、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、ザルコ、クアルタラロ、マルティン、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、モルビデリ、リンス、ビニャーレス、ステファン・ブラドル(レプソル・ホンダ)の10名だ。
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順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | | 12 | 1'56.064 | 166.873 | ||
2 | | 14 | 1'56.347 | 0.283 | 0.283 | 166.467 |
3 | | 13 | 1'56.450 | 0.386 | 0.103 | 166.320 |
4 | | 5 | 1'56.614 | 0.550 | 0.164 | 166.086 |
5 | | 8 | 1'56.647 | 0.583 | 0.033 | 166.039 |
6 | | 13 | 1'56.660 | 0.596 | 0.013 | 166.020 |
7 | | 11 | 1'56.668 | 0.604 | 0.008 | 166.009 |
8 | | 7 | 1'56.701 | 0.637 | 0.033 | 165.962 |
9 | | 15 | 1'56.718 | 0.654 | 0.017 | 165.938 |
10 | | 10 | 1'56.789 | 0.725 | 0.071 | 165.837 |
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