MotoGPスペインFP2:バニャイヤ、ヤマハ勢を上回るトップタイム。一方師匠のロッシ21番手に沈む
MotoGP第4戦スペインGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヘレス・サーキットを舞台に行なわれている第4戦スペインGP。その初日フリー走行2回目はドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがトップタイムをマーク。初日総合タイムでも首位に立った。
バニャイヤは、終盤のアタック合戦のタイミングで大きくタイムを更新、1分37秒209というタイムをマークした。このタイムは2番手以下を引き離すものだったが、最後のアタックでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も負けじと自己ベストを記録し、0.178秒差の2番手に迫った。
なおチームメイトのマーベリック・ビニャーレスは5番手、ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリも4番手タイムとヤマハ勢は好調な結果となった。
3番手はアプリリアのアレイシ・エスパルガロ。彼はFP1でも2番手と好調で、FP2でも序盤から積極的な走りでタイムシート上位につけていた。アレイシは今シーズン、表彰台獲得が可能だと考えているが、その説得力が増してきたと言えるだろう。
LCRホンダの中上貴晶は、FP2を6番手タイムで終了。セッション終盤のアタックでは何度も各セクターで最速タイムをマークして2番手につけていたが、周囲の伸びもあり最終的にはこのポジションに留まった。
KTM勢で最上位となったのはミゲル・オリベイラで、7番手タイム。スズキはアレックス・リンスが8番手で、王者ジョアン・ミルは13番手と予選組分けのQ2直接進出圏内からは漏れてしまっている状況だ。
前戦ポルトガルGPで復帰を果たしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は16番手タイム。総合タイムでも、FP1で自身の記録したタイムを超えることはなかった。
ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは、FP1に引き続きタイムシート上位に顔を出せず、最終的に21番手タイムでセッションを終えている。
また終盤のアタックでは、骨折の治療中であるホルヘ・マルティン(プラマック)の代役として起用されたティト・ラバトが最終コーナーで激しく転倒。ただ幸い怪我はなく、その後は走行に戻っている。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | フランチェスコ バニャイヤ | 18 | 1'37.209 | 163.799 | ||
2 | ファビオ クアルタラロ | 19 | 1'37.387 | 0.178 | 0.178 | 163.500 |
3 | アレイシ エスパルガロ | 17 | 1'37.646 | 0.437 | 0.259 | 163.066 |
4 | フランコ モルビデリ | 20 | 1'37.704 | 0.495 | 0.058 | 162.969 |
5 | マーベリック ビニャーレス | 20 | 1'37.726 | 0.517 | 0.022 | 162.933 |
6 | 中上 貴晶 | 19 | 1'37.775 | 0.566 | 0.049 | 162.851 |
7 | ミゲル オリベイラ | 20 | 1'37.816 | 0.607 | 0.041 | 162.783 |
8 | アレックス リンス | 19 | 1'37.847 | 0.638 | 0.031 | 162.731 |
9 | ヨハン ザルコ | 17 | 1'37.888 | 0.679 | 0.041 | 162.663 |
10 | ブラッド ビンダー | 19 | 1'37.896 | 0.687 | 0.008 | 162.650 |
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