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中上貴晶、自己ベストタイの4位に“嬉し悔し”で涙。旧型シャシー選択でホンダの強み活かす

LCRホンダの中上貴晶はMotoGP第4戦スペインGPを4位で終了。表彰台を目前にする位置でのゴールには、嬉しさと悔しさが入り混じった複雑な感情だと語った。

Takaaki Nakagami, Team LCR Honda

Takaaki Nakagami, Team LCR Honda

Gold and Goose / Motorsport Images

 2021年のMotoGP第4戦スペインGPで、LCRホンダの中上貴晶は自己ベストタイの4位でフィニッシュ。しかし表彰台を目前で逃したことには悔しさもあり、今は複雑な気持ちのようだ。

 中上は昨シーズンまではホンダ勢で唯一旧型のマシンを使用してきた。しかしその中でもポールポジションを獲得するなど安定した速さを示してきたことで、2021年は最新型バイクを獲得。期待も高まっていた。ただカタールで開幕を迎えて以来ホンダ勢は全体として苦戦傾向にあり、中上もその例外ではなかった。

 そして迎えたスペインGPで、中上は2020年型シャシーと最新型の比較テストを行なった。その結果、2020年型の方が良好なフィーリングを得られたことで、2日目以降はそれを使用。レース後に彼は「正しい選択だった」と語っており、これが好結果を残すポイントだったと言えるだろう。

 決勝で中上はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)の後方6番手でレースを展開。終盤にかけてファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が後退したのを契機に、彼らを一気にオーバーテイク。4番手に浮上して3番手のモルビデリを追った。

 中上はラスト数周で2秒近くあった差を一気に削り、0.6秒差の4位でチェッカー。表彰台が目前まで迫る位置、自己ベストタイの結果を持ち帰った。

「今日のパフォーマンスにはとても嬉しく思ってますし、満足しています。レースペースは本当に速かったし、リズムをキープすることができました」と、中上はレースを振り返って語っている。

「最初から最後までバイクには良いフィーリングがあったんです」

「ですがご存知のように、3位表彰台にとても近い、コンマ6秒の差でのゴールでした。レース後は複雑な気持ちでしたね。半分は本当に嬉しく誇らしく思う気持ちで、もう半分はガッカリというと違うかもしれませんし、なんと説明したら良いか……複雑でした。それで、ボックスに戻ると泣いていました」

「とにかく、これもレースですし満足しています。この位置に戻ってくることができましたし、良い結果です。間違いなく良いベースがありますし、速さもあります。ル・マン(フランスGP)が楽しみです」

 中上はレース中盤にはアレイシ・エスパルガロを攻略する事ができなかったが、ファビオ・クアルタラロのポジションダウンをきっかけに、良い追い抜きができたと語った。

「アレイシの後ろで長く走っていましたけど、どこでオーバーテイクできるかを考えていました。最終コーナーを考えていましたが、距離があってトライできませんでした」と説明している。

「ファビオが落ちてきた後、アレイシも遅くなったので、『ミル(ジョアン・ミル/スズキ)も後ろにいる。ここしか無い』と思ったんです。それでターン4でインに飛び込んでいきました。ちょっと接触があって、レザースーツにはアレイシのフロントタイヤ跡が残ってますよ。ですけどアレはいい動きでしたし、良い追い抜きだったと思います」

 なお終盤に好ペースを発揮しての追い上げに関して、中上はそれがホンダの強みだと考えており、こうした強みを今後も活かしていきたいと語る。

「今週末は一貫したパフォーマンスで、レースでも最初から最後まで良いパフォーマンスが出せました」

「終盤になっても良いパフォーマンスだったのは、タイヤのサイドグリップを使用できたことが理由で、ハイスピードセクターで速度を乗せる事ができて、ラップタイムも大きく低下しないんです」

「レース終盤にタイヤを良い状態を保たせることができるので、昨年のように終盤に追い上げることができる……そこはホンダの強みだと思っています。今後もより向上させていくことができればと思います」

 

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