MotoGPイタリア決勝:クアルタラロ逃げ切り今季3勝目。中上貴晶は転倒リタイア
MotoGP第6戦イタリアGPの決勝レースが行なわれた。優勝はファビオ・クアルタラロで、今季3勝目だ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
快晴のムジェロ・サーキットで行なわれたMotoGP第6戦イタリアGP。優勝はヤマハのファビオ・クアルタラロだった。
イタリアGP決勝は気温23℃、路面温度42℃と良好なコンディションで行なわれた。ポールポジションを獲得したのはクアルタラロ、2番手と3番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とヨハン・ザルコ(プラマック)がつけている。
全23周の決勝レースに向けてフォーメーションラップがスタートしたが、グリッドにつくタイミングでエネア・バスティアニーニ(エスポンソラマ)がジャックナイフによる転倒を喫してしまい、混乱の中のレーススタートとなった。なおこの転倒ではバスティアニーニがザルコのマシンのテールカウルに接触してしまっていた。
ホールショットを奪ったのはバニャイヤ。クアルタラロ、ザルコ、ミゲル・オリベイラ(KTM)と予選上位のライダーが続いた。
しかし2周目、先頭を走っていたバニャイヤはターン9で転倒。復帰することはできずここでリタイアとなってしまった。
これで先頭となったクアルタラロは、一時はザルコによるオーバーテイクを許す場面もあったが、なんとかポジションを維持。そこからはザルコを引き離すハイペースな走りで、ラップごとに差を拡大し、10周目には2秒以上のギャップと独走体制に入りつつあった。
その後もクアルタラロのハイペースな走りは続き、その差は更に開き一時は4秒近くにまで拡大。そして最終的に2.5秒差を残し、一度先頭に立った後はライバルを近づけさせることのない走りでトップチェッカー。今季3勝目を挙げてポイント差を拡大した。
一方2番手争いは終盤にかけて白熱。ザルコ、オリベイラに加えスズキのジョアン・ミルとアレックス・リンスも争いに加わって4台でのバトルに。
残り8周でオリベイラがザルコを追い抜いて2番手が入れ替わると、次はミルとの2番手争いに。ただミルは直後にまでは迫ったものの、追い抜くまでは至らず、2位オリベイラ、3位ミルという結果になった。
なおオリベイラとミルは共に最終ラップにトラックリミット違反があったと認定があったが、順位には変動は無かった。
LCRホンダの中上貴晶は15番手からのスタートだったが、レースを通じて追い上げを見せ、終盤には9番手まで順位を上げた。しかし残り4周のターン14で転倒を喫してしまい、リタイアに終わった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 23 | - | 25 | |||
2 | ジョアン ミル | 23 | 3.000 | 3.000 | 3.000 | 20 | |
3 | ミゲル オリベイラ | 23 | 2.592 | 2.592 | 16 | ||
4 | ヨハン ザルコ | 23 | 3.535 | 3.535 | 0.943 | 13 | |
5 | ブラッド ビンダー | 23 | 4.903 | 4.903 | 1.368 | 11 | |
6 | ジャック ミラー | 23 | 6.233 | 6.233 | 1.330 | 10 | |
7 | アレイシ エスパルガロ | 23 | 8.030 | 8.030 | 1.797 | 9 | |
8 | マーベリック ビニャーレス | 23 | 17.239 | 17.239 | 9.209 | 8 | |
9 | ダニーロ ペトルッチ | 23 | 23.296 | 23.296 | 6.057 | 7 | |
10 | バレンティーノ ロッシ | 23 | 25.146 | 25.146 | 1.850 | 6 | |
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