乾きゆく路面をライダー爆走! バニャイヤ初日最速をマーク。中上貴晶はトップ10逃す|MotoGPオランダFP2
MotoGP第11戦オランダGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはフランチェスコ・バニャイヤだった。
Francesco Bagnaia, Ducati Team
Gold and Goose / Motorsport Images
TTサーキット・アッセンで行なわれているMotoGP第11戦オランダGP。初日午後のフリー走行2回目ではドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが最速タイムをマークした。
移り変わりやすい”ダッチウェザー”らしく、午前中に降っていた雨はFP2までに降り止んだ。路面コンディションもFP1のフルウエットから比べるとかなり水量が減少。直前に行なわれていたMoto3クラスの走行の結果、一部ドライの走行ラインが形成されつつあった。
なお気温と路面温度はFP1から大きく変わっておらず、それぞれ18℃、23℃というコンディションで走行開始を迎えている。
コースコンディションが改善しつつあるため、ラップタイムは開始直後から右肩上がり。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)などは、3周目にしてFP1の自己ベストを更新する速さだった。
アレックス・リンス(スズキ)やジャック・ミラー(ドゥカティ)といったFP1で上位に並んでいたライダーも続々と自己ベストタイムを更新。中盤にはヨハン・ザルコ(プラマック)の手でこの日初めてとなる1分39秒台のタイムも記録された。
同じ頃、ルカ・マリーニ(VR46)がさらに乾いていく路面にスリックタイヤでの走行を決断。最初は確かめるような走りだったが、数周のうちにタイムを縮め、1分38秒880をマークして暫定トップに立った。
こうした走りを見てタイヤの変え時と判断したか、他のライダー達もスリックタイヤの使用を開始。ラップタイムは次々と塗り替えられて行き、終盤に向けてはさらに激しいアタック合戦が繰り広げられた。
残り10分時点で、タイムは1分35秒台に突入。乾いたライン上を疾走するライダーらはさらに攻めると、タイムはすぐに1分34秒台へと入っていった。
その後はマルコ・ベッツェッキ(VR46)の転倒などはありつつも、セッション終了まで絶え間なくアタックが続き、タイムシートが目まぐるしく変動。最終的にFP2トップタイムを記録したのはバニャイヤで、タイムは1分33秒274だった。2番手はアレイシ・エスパルガロ、3番手はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)となっている。
LCRホンダの中上貴晶は終盤のアタック合戦の中、自己ベストを更新していったが、13番手とトップ10入りを逃す結果に。ホンダ勢では最上位ではあるものの、FP3がウエットコンディションとなった場合、予選はQ1からのスタートとなる位置だ。
左手首骨折を抱えながらも出走しているリンスは、最終的にチームメイトを上回る4番手タイムをマークしている。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | フランチェスコ バニャイヤ | 19 | 1'33.274 | 175.302 | ||
2 | アレイシ エスパルガロ | 15 | 1'33.452 | 0.178 | 0.178 | 174.968 |
3 | ファビオ クアルタラロ | 20 | 1'33.579 | 0.305 | 0.127 | 174.731 |
4 | アレックス リンス | 14 | 1'33.611 | 0.337 | 0.032 | 174.671 |
5 | ジャック ミラー | 18 | 1'33.833 | 0.559 | 0.222 | 174.258 |
6 | ジョアン ミル | 21 | 1'33.899 | 0.625 | 0.066 | 174.136 |
7 | マーベリック ビニャーレス | 17 | 1'33.938 | 0.664 | 0.039 | 174.063 |
8 | ブラッド ビンダー | 21 | 1'34.127 | 0.853 | 0.189 | 173.714 |
9 | ヨハン ザルコ | 18 | 1'34.286 | 1.012 | 0.159 | 173.421 |
10 | マルコ ベッツェッキ | 17 | 1'34.312 | 1.038 | 0.026 | 173.373 |
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