右手負傷の中上貴晶、日本GP・FP1の出走が許可。セッション後に再度チェックへ「雨なら助かるけど、ファンのためには晴れてほしい」

中上貴晶はMotoGP第15戦アラゴンGPで右手指を負傷し手術を受ける必要があった。コンディションはベストではないと言う中上は、日本GPのFP1に出走し、その後再び状態をチェックしていくようだ。

右手負傷の中上貴晶、日本GP・FP1の出走が許可。セッション後に再度チェックへ「雨なら助かるけど、ファンのためには晴れてほしい」
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 LCRホンダの中上貴晶はMotoGP第15戦アラゴンGPでクラッシュし、右手指を負傷。連戦で行われる第16戦日本GPではFP1への出走許可が下りたものの状態はベストではなく、走行後に状態を再チェックするという。

 中上はアラゴンGPの1周目、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)でマシンに異変を覚えてスローダウンを余儀なくされたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)と接触し、クラッシュ。右手薬指と小指の腱を負傷し、日本GPを目前に控えた時期ながらも手術を受けなければならなかった。

 母国戦となる日本GPに出場できるかはメディカルチェック通過を待つ事になった中上。セッション開始前日となる22日(木)に記者会見へ出席した中上は、FP1出走したあと再びチェックを受けることになると明かし、右手のコンディションは厳しいものがあると認めた。

「月曜日にバルセロナで手術を受けましたが、正直なところ右手はベストコンディションとは言えませんし、そんなに早く100%まで回復させることは不可能です」

「クラッシュのあと、手の状態が悪いのは自覚していましたし、ホーム戦はとても厳しいレースになるぞと考えていました。ですが、少なくともFP1への出走は許可されました。それが終わったあと、僕らは状況を再びチェックし、続行か中断かを決めることになります」

 中上はアラゴンGPのクラッシュに関して「マルケスには全く責任がない」とし、単なるアクシデントだったときっぱりと話す。

「後続のライダー達が僕のことを避けてくれましたし、僕はラッキーでした。FP1でどうなるか、様子を見てみましょう」

 3年ぶりとなる日本GPの開催にあたり、中上は集まったファンの面々にとっては晴れた方が良いだろうと語りつつも、自身のフィジカルコンディションにとっては、雨のほうが助けになると認めた。

「普通はファンもライダーも良い天気を期待しますよね。ただ今週末は不安定な天候のようですし、コンディションは悪そうです」

「僕のコンディションについて言うならば、ウエットコンディションはブレーキングに必要な力も減りますし、僕にとっては助けになるでしょう」

「ですが、今年は3年ぶりの日本GPで多くの日本のファンの人たちが待ちわびていましたから、僕のコンディションを抜きにすれば、晴れてもらいたいですね」

 ホンダ勢としては苦戦が続いているが、彼らはミサノテストからカレックス製のアルミスイングアームを試すなど、試行錯誤が続いている。中上によると、日本GPではそのカレックス製スイングアームを使用するつもりだという。

「僕もミサノでテストしましたが、ポジティブでしたね。マルクもポジティブなフィーリングだったと思います」

「手の問題もあり、試せるパフォーマンスレベルかはわかりません。ですが、大丈夫なら今週末使っていくと思います」

 なお、中上は母国戦用にスペシャルヘルメットを用意。紅葉をあしらった日本らしいデザインとなっている。

 
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