MotoGP アルゼンチンGP

中上貴晶、コロナ陽性で欠場危機から一転、トップタイム!|MotoGPアルゼンチンFP1

MotoGP第3戦アルゼンチンGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムを記録したのは、LCRホンダの中上貴晶だった。

Takaaki Nakagami, Team LCR Honda

 2019年以来3年ぶりの開催となっているMotoGPアルゼンチンGP。ロジスティクス上の問題で初日の走行スケジュールがキャンセルされるなどのトラブルが発生したが、なんとか2日目から走行を始めることができた。

 MotoGPクラスの前に行なわれたMoto3とMoto2クラスの走行が始まった頃は、汚れた路面からダストが巻き上げられていたが、走行を通じてコンディションは改善。MotoGPのFP1ではライン上はダストが上がらなくなっていた。

 スケジュールの乱れを受け、FP1は1時間に延長。このセッションでトップタイムを記録したのは、LCRホンダの中上貴晶だった。

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 荷物の到着が遅れたチームはFP1に向けて夜通しの準備となったが、トラブルで止まるマシンなどもなく、セッション自体は順調に進行された。

 今回はFP1とFP2のみで予選組分けが行なわれる。そのためかタイムも序盤から上がり気味で、タイムシート上での並びはなかなか定まらないまま、終盤のアタックラップへと入った。

 終盤アタックが始まると、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(スズキ)、中上らが1分39秒台前半をマーク。前戦ウイナーのミゲル・オリベイラ(KTM)もアタックに入ると速さを示してきた。

 クアルタラロがトップでFP1を終えるかと思われたが、中上が最後のアタックで1分39秒028をマークしてトップタイムを更新。新型コロナウイルス陽性で参加が危ぶまれたものの、土壇場で陰性となり参加が可能となった中上が、トップでFP1を終えた。2番手はクアルタラロ、3番手はポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)だった。

 
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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 Japan 中上 貴晶 25 1'39.028     174.714
2 France ファビオ クアルタラロ 28 1'39.155 0.127 0.127 174.490
3 Spain ポル エスパルガロ 24 1'39.223 0.195 0.068 174.370
4 Spain アレイシ エスパルガロ 19 1'39.224 0.196 0.001 174.369
5 Italy マルコ ベッツェッキ 21 1'39.230 0.202 0.006 174.358
6 Spain アレックス リンス 26 1'39.274 0.246 0.044 174.281
7 Portugal ミゲル オリベイラ 26 1'39.318 0.290 0.044 174.204
8 Spain マーベリック ビニャーレス 23 1'39.396 0.368 0.078 174.067
9 South Africa ブラッド ビンダー 26 1'39.425 0.397 0.029 174.016
10 Spain ジョアン ミル 26 1'39.427 0.399 0.002 174.013

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