マルケス、復活の狼煙上げられるか? 正常な体で迎える2023年シーズンもテストで苦戦……しかし「レースは別物」と意気込む
開幕の迫っているMotoGP2023年シーズン。レプソル・ホンダのマルク・マルケスは「テストとレースは違う」と語っており、新シーズン開幕戦に向けた意気込みを見せている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの2023年シーズンがいよいよ3月24日から開幕する。レプソル・ホンダから継続参戦するマルク・マルケスは、スプリントレースも始まる新シーズンを楽しみにしているという。
マルケスは2020年にクラッシュで右腕骨折の怪我を負って以来、その影響に苦しめられてきた。昨年は右腕の治療のために4度目となる手術を受けており、2023年はようやく完全復活したマルケスの姿が見られると期待されている。
ただ、ホンダはマルケスの怪我と時を同じくして苦戦が始まり、今年もプレシーズンテストの段階ではトップを争うライバルには後れを取っている状況にある。
しかしマルケスは新シーズンに向けて「テストとレースは違う」とも語っており、開幕戦に向けて6度のMotoGP王者がやる気十分といった感を見せている。
「新シーズンの始まりが眼の前にあると、レースに出る前の興奮を再び感じられる」
マルケスはチームの開幕戦プレビューにそうコメントしている。
「僕らはオフシーズンを忙しく働き、多くのデータを収集してきた。そしてこの先のレースに向けて集中する必要があるし、テストとレースは大きく異なっているというのを忘れないことが必要だ」
「今年は土曜日にスプリントレースが行なわれるなど、新たなチャレンジもある。短く、激しいレースはファンのみんなにたくさんの興奮をもたらしてくれるとはずだ。レプソル・ホンダ・チームとの11シーズン目をホンダ・RC213Vで走るのを本当に楽しみにしている」
レプソル・ホンダは2023年シーズンから、マルケスのチームメイトとして2020年のMotoGP王者であるジョアン・ミルを起用する。
ミルはレプソルカラーでのレースデビューは”夢見ていた瞬間”だと語り、ポルトガルGPで前進を続けて行きたいと話した。
「レプソル・ホンダの伝説的なカラーをまとってのレースデビューまで、後数日だ」
「レプソル・ホンダのライダーとしてグリッドに並ぶのは、僕が夢見ていた瞬間なんだ。まだやるべきことはあるし、確認して改善していく必要のあるものもたくさんある。でもレースというのは、別種の緊張感をもたらしてくれる」
「ポルティマオで何ができるか、様子を見てみよう。大事なのはテスト終了時点から積み上げ続けていくこと、前進し続けていくことなんだ」
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