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レースレポート

バニャイヤ、タイトル防衛に最高のスタート! スプリントから”連勝”でフルポイント|MotoGPポルトガル決勝

MotoGP2023年シーズン開幕戦ポルトガルGPの決勝レースが行なわれた。今週末“2度目”のレースを制したのは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。

Francesco Bagnaia, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP2023年シーズンの開幕戦ポルトガルGP決勝レースが行なわれ、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が優勝した。

 今シーズン、MotoGPは最高峰クラスの全戦でスプリントレースを導入。これによりレースウィークのスケジュールも変更され、決勝日朝のウォームアップ時間がこれまでの半分となる10分間となり、調整に使える時間が減少している。

 スターティンググリッドは2日目午前に行なわれた予選で決定。スプリントレースと決勝レースは共にこの予選結果が適用され、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

 決勝日は晴天に恵まれ、気温は22度、路面温度は36度まで上昇したコンディションでスタート時刻を迎えた。

■2023年シーズンのタイトル防衛へバニャイヤが好発進

 スプリントレースの倍……25周で争われる決勝レースは、スタート直後のターン1からポジションを争って激しくバトル。ホルヘ・マルティン(プラマック)、マルケス、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、ミゲル・オリベイラ(RNF)らがポジションを入れ替えて行くが、ここで先頭に立ったのはこれが母国戦のオリベイラだった。

 この4人が中心となって上位グループを形成していったが、2周目のターン12でバニャイヤがオリベイラをオーバーテイク。スプリントレースでは終盤にオーバーテイクを決めて勝ったバニャイヤが、決勝レースでは早くも先頭に立った。

 そしてレース3周目、アクシデントが発生。4番手を走っていたマルケスが、ターン3への進入で十分に減速することができないまま、マルティンと接触。マルケスはさらにオリベイラに追突し、二重クラッシュが発生してしまった。

 これにより、マルケスとオリベイラがリタイア。マルティンも大きくポジションを落とした。なおマルケスはその後RNFのピットへ謝罪に赴いている。

 このアクシデントによって2番手に浮上したマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)のペースが良く、トップのバニャイヤの真後ろに接近。一方で3番手は約1秒ほど離された位置に、ジャック・ミラー(KTM)を追い抜いたマルコ・ベッツェッキ(VR46)が続いた。

 レースが中盤に向かっていく7周目以降、上位陣は軒並みペースをアップ。中でもバニャイヤ、ビニャーレスのふたりが特にペースがよく、3番手以下との差を広げながらラップを重ねた。

 レース折り返しとなった13周目、ここに来てバニャイヤがビニャーレスを振り切りにかかったか、2台の差が拡大。ビニャーレスはジリジリと離され、残り10周の時点で1秒以上のギャップに。逆に3番手のベッツェッキに差を縮められ始めてしまう。

 このままバニャイヤが逃げ切るかと思われていたが、残り8周でビニャーレスは再び息を吹き返してペースアップし1秒以内に接近。だがバニャイヤは一息入れていただけなのか無慈悲な再加速を見せ、結局ギャップは1秒以上に広がってしまう。

 バニャイヤはこのギャップを上手くマネジメントしてラストラップに突入。ミスなく走り切ってビニャーレスに0.6秒差でトップチェッカーを受け、決勝レースを制した。スプリントレースから連勝したバニャイヤは、グランプリ1戦における最大点数となる37ポイントを獲得。2023年シーズンのタイトル防衛に向けて最高のスタートを切ったと言えるだろう。

 2位はビニャーレス。3位はベッツェッキだ。日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は18番グリッドスタートから、12位でレースを終えている。

 
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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Italy フランチェスコ バニャイヤ 25         25
2 Spain マーベリック ビニャーレス 25 0.687       20
3 Italy マルコ ベッツェッキ 25 2.726       16
4 France ヨハン ザルコ 25 8.060       13
5 Spain アレックス マルケス 25 8.125       11
6 South Africa ブラッド ビンダー 25 8.247       10

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