MotoGP インドネシアGP

3位クアルタラロ「悔しい……でも今年ベストの表彰台」好調の鍵はウォームアップでのタイヤ熱入れ

ヤマハのファビオ・クアルタラロはMotoGP第15戦インドネシアGPで3位を獲得したものの、この結果には悔しさをにじませている。

Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

 MotoGP第15戦インドネシアGPの決勝で3位を獲得したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。彼は2戦ぶりの表彰台にもかかわらず悔しさをにじませている。

 クアルタラロは決勝レースを4番手からスタートすると、序盤は表彰台圏内での争いを展開。中盤にかけてトップ3に離されるシーンもあったが、首位を快走していたホルヘ・マルティン(プラマック)が転倒し、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がトップに立ったレース後半になるとペースアップ。

 終盤はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)の真後ろにつけて追いかけ回す展開となり、3位でのフィニッシュを果たした。クアルタラロとしては、第13戦インドGP以来、今季3度目の表彰台だった。

 ただ表彰台を獲得しても、クアルタラロは満足できていない様子だ。レース後のCanal+のインタビューに彼は「悔しい」と語っている。

「僕は自分のポテンシャルとスピードをちゃんと分かっているつもりだ。ペッコ(バニャイヤの愛称)の3.5秒後方から差を詰めて戻ってきたけど、前を追い抜くことができなかった」

「自分達に何が欠けているのかは分かっている。だけど僕はライダーとしての自分のポジションは、もっと優れていると思っている」

 そうクアルタラロは語った。なお今回のレースの鍵となったのは、ウォームアップラップでの準備だったという。

「正直に言うと、レースの鍵になったのはウォームアップラップだったと思う。タイヤの準備(熱入れ)のために、かなりスライドさせていたんだ」

「今朝はミディアムタイヤの感触が良くなかった。それでウォームアップラップで、リヤをかなりハードにスピンさせていた。温度を上げるのにかなり問題があったんだよ。それで2~3周もすると、もう大丈夫だった」

 クアルタラロは最終的にビニャーレスを追い抜くことができなかったが、「すべての場所で限界に達していた」と語るほど攻め立てていたと語っている。彼はマシンが常に同じ問題に直面しており、今はドゥカティやアプリリアと本当に戦うことは不可能だとも感じているという。

 そのため、クアルタラロはこれまでも語って来たように、エンジンのパワーアップが必要だという主張を繰り返した。

「今日、僕が唯一追い抜くことができたのがアレイシ(エスパルガロ/アプリリア)だった。彼はソフトタイヤを使っていて、かなり苦しんでいたんだ。でも追い越しは全然できないし、改善の必要がある」

「僕はそのためにはパワーが必要だと思っている。かなり欠けている部分だし、来年はパワーが増えて、良い形で接近してブレーキング時に追い抜けるようになればいいね」

 なおこうしてフラストレーションも口にしていたクアルタラロだが、最終的には今シーズンの表彰台の中でもベストなものだったと語った。

「3位フィニッシュができて本当に良かった。インドとは違って10秒も離されていたようなわけじゃなく、1位にかなり接近していたんだ」

「今回は、今年ベストの表彰台だった。特にインドでは(勝利したマルコ)ベッツェッキから9秒程遅れていた。オースティンでも表彰台を獲得したけど、そこでも勝者からはちょっと遠すぎた」

「今日はトップに本当に追いついていたと言えると思う。レース中のアクシデントの結果ではなく、自分のスピードで追いついたんだ。だから、今年ベストの表彰台だ」

 

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