MotoGPシェイクダウンテストがスタート。テストチームがセパンで2023年型マシンを試験
MotoGPの2023年シーズン開幕に向けた、シェイクダウンテストがセパンで開始。初日はヤマハのテストライダーであるカル・クラッチローがトップタイムを記録している。
Cal Crutchlow, Yamaha Factory Racing
Dorna
2月5日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでMotoGPクラスのシェイクダウンテストが開始。各メーカーのテストチームと、今年のルーキーが走行に臨んだ。
シェイクダウンテストはその名のとおり、各メーカーが2023年に投入する新型マシンを投入し、試運転を行なうためのテストだ。その声質から、ルーキー以外のレギュラーライダーは基本的に参加できず、テストチームによる走行がメインだ。
なお2023年シーズンのMotoGPルーキーは、GASGASのアウグスト・フェルナンデスの1名のみだ。コンセッション(優遇措置)を受けているメーカーが今年は存在しないため、レギュラーライダーからの参加はフェルナンデスひとりだ。
テストの性質上、タイムシートの並びはあまり重要ではないが、シェイクダウン初日にトップタイム( 2分1秒146)となったのはヤマハのカル・クラッチローだった。
なおヤマハはこのテストにはクラッチロー、中須賀克行(3日目から)、野左根航汰の3人体制で参加しており、新型と旧型の比較テストを実施している。
KTMは先日テストライダー就任が発表されたばかりのジョナス・フォルガーもシェイクダウンに参加。ダニ・ペドロサ、ミカ・カリオと共にテストに臨んでいる。
シェイクダウンテストはルーキーのフェルナンデスにとって、貴重な走行経験を積む機会となる。彼の初日タイムは2分1秒331。このサーキットでは2022年にホルヘ・マルティンが1分57秒790というレコードを記録しているため、まだまだ差は大きいが、マシンの習熟とコースコンディションの改善が進めば、タイムも改善されてくるだろう。
その他、ホンダもステファン・ブラドルが、ドゥカティもミケーレ・ピッロ、アプリリアはロレンソ・サヴァドーリがテストを実施。新型のフェアリングなどの試験を行なっている。
なおMotoGPシェイクダウンテスト初日は午後から雨に降られてしまい、後半はウエットコンディションでの走行となった。今後、各チームは6日、7日とシェイクダウンテストを継続する予定だ。
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