MotoGP後半戦最初のポールシッターはアレイシ・エスパルガロ! バニャイヤ2番手確保|MotoGPイギリスGP予選
MotoGP第10戦イギリスGPの予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、アプリリアのアレイシ・エスパルガロだった。
Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットでMotoGP第10戦イギリスGPが開幕。MotoGPクラスの予選が行なわれると、アプリリアのアレイシ・エスパルガロがポールポジションを獲得した。
イギリスGPの2日目、上空に雲が多い状態ではあるものの気温は20度、路面温度29度のドライコンディションで予選が始まった。
なお予選Q1とQ2の振り分けでは、ヤマハとホンダの日本メーカー勢が全員Q1からの走行となった。またアレックス・リンス(ヤマハ)は怪我が痛むことから2日目以降の欠場を決めている。
予選Q1突破となる上位2枠を争ったのはヨーロッパメーカー勢だ。KTM陣営のペドロ・アコスタ(GASGAS)が1分58秒651をマークし、さらにアレックス・マルケス(グレシーニ)も全くの同タイムをマークし、2番手に続いた。
彼らを僅差でフランコ・モルビデリ(プラマック)やアップデートの入ったトラックハウス勢が追い、日本勢は下位にまとまっている状況だった。
Q1後半ではラウル・フェルナンデス(トラックハウス)が新しく手にした2024年型のマシンで躍動した。ただアコスタも負けじとタイムを縮めて1分58秒408をマークし、暫定トップの位置を譲らなかった。
そしてラストアタックでは、アレックス・マルケスが更に速い1分58秒373を記録し、暫定トップに。結局これがQ1トップタイムとなり、アレックス・マルケスとアコスタのふたりがQ2に進出した。
中上貴晶(LCRホンダ)は最終的に11番手タイム。決勝は最後列からのスタートとなった。
予選Q2の走行が始まると、注目されたのはマルク・マルケス(グレシーニ)が来季のチームメイトであるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)の後ろにピタリとついてアタックを始めたことだった。
マルケスは今週末、かならずしも好調でない状況だったが、バニャイヤを利用したアタックの結果、1分58秒098をマーク。上位に食らいついた。
一方でバニャイヤは1分57秒517とサーキットレコードを更新するタイムを記録。暫定トップに立った。
こうして記録された新レコードはなかなか更新されず、Q2はバニャイヤトップのまま各車がラストアタックに臨んだ。
幾人かが最速タイム更新ペースを発揮したが、アレイシ・エスパルガロが最も速い1分57秒309をマーク。先ほど記録されたレコードをさらにコンマ2秒も塗り替え、ポールポジションを獲得した。
なおセッション最後にはチームメイトのマーベリック・ビニャーレスがターン2で転倒。これでイエローフラッグが出たことで、Q2のアタック合戦は実質終了となった。
2番グリッドはバニャイヤ。終盤にはヘルメットからステッカーが剥がれてしまうアクシデントがあり、アタックチャンスが潰れる不運に見舞われた。3番手はエネア・バスティアニーニでドゥカティファクトリー勢が並んだ。
タイトル争いでランキング2番手につけるホルヘ・マルティン(プラマック)は4番手、マルク・マルケスは7番手だった。
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順位 | ライダー | # | バイク | 周回数 | タイム | 前車との差 | 平均速度 | スピードトラップ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | アレイシ エスパルガロ アプリリア・レーシングチーム | 41 | Aprilia | 7 |
1'57.309 |
180.784 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | フランチェスコ バニャイヤ Ducati Team | 1 | Ducati | 7 |
+0.208 1'57.517 |
0.208 | 180.464 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | エネア バスティアニーニ Ducati Team | 23 | Ducati | 7 |
+0.384 1'57.693 |
0.176 | 180.194 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | ホルヘ マルティン Pramac Racing | 89 | Ducati | 7 |
+0.425 1'57.734 |
0.041 | 180.131 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | アレックス マルケス Gresini Racing | 73 | Ducati | 7 |
+0.508 1'57.817 |
0.083 | 180.004 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6 | ブラッド ビンダー KTM | 33 | KTM | 7 |
+0.641 1'57.950 |
0.133 | 179.801 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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