レースレポート

MotoGP カタールGP

右手首骨折のマルティン、驚異の8ポジションアップで3位! マルケス勝利で今季タイトルに王手|MotoGPカタールGPスプリント

MotoGP第20戦カタールGPのスプリントレースが行なわれ、マルク・マルケスが勝利した。決勝レースの結果次第で、今季のタイトル獲得を決める可能性がある。

公開日時: 2026/11/07 17:18

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Marc Marquez, Ducati Team

Marc Marquez, Ducati Team

写真:: Karim Jaafar / AFP via Getty Images

 ルサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGP第20戦カタールGPのスプリントレースが行なわれた。勝利したのはドゥカティのマルク・マルケスだった。

 地域情勢を考慮してヤマハが不参加を決定したことで、サテライトチームのプラマックも含めて陣営の4名が欠場。その結果、今季のカタールGPは全18台でのレースとなっている。

 予選ではランキング3番手のマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が新レコードを樹立してポールポジションを獲得。2番手には今季のタイトル獲得に近づきつつあるマルク・マルケス、3番手にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)が続いた。

 またオーストラリアGPでクラッシュし右手首を骨折したホルヘ・マルティン(アプリリア)が今回復帰。フリー走行は精力的に走行を重ね、予選11番手でスプリントを迎えた。ランキング2番手のマルティンとしては、マルケスとの争いを続けるためにも、ポイントを少しでも多く獲得したいところだ。

 全11周のスプリントは、ベッツェッキがホールショットを決めて先行。その後ろにはマルケスが続き、ジャンアントニオとフランチェスコ・バニャイヤのドゥカティ陣営のライダーたちもこれを追った。

 しかしバニャイヤは1周目の最終コーナーでフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)に追突され、激しく転倒。今週末は好調な走りを見せていたバニャイヤだったが、序盤で離脱する結果となった。

 バニャイヤは激しく地面に叩きつけられたため、自力では立ち上がることができず。そのバニャイヤを担架で運ぶために赤旗が掲示され、レースは2周目で中断となった。バニャイヤは意識があることが伝えられている。

 またバニャイヤに追突する形でクラッシュを引き起こしたアルデゲルには、スプリントレース中のダブルロングラップペナルティが科された。

 赤旗解除後に全10周での仕切り直しとなったスプリントは、好スタートを決めてマルケスが先頭に浮上。トラブルなく1周目を終え、マルケス、ベッツェッキ、ジャンアントニオがトップ3を形成した。

 トップ集団はその後ろ、ヨハン・ザルコ(LCR)、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)、マルティン、ペドロ・アコスタ(KTM)までの7人の集団となっており、それぞれ0.2秒ほどのギャップを空けた状態で縦長の隊列を作っていた。

 先頭を走るマルケスに対しては、ベッツェッキがオーバーテイクを狙っていた。2周目にはターン14で一度前に出たが、続くコーナーで抜き返されており、マルケスが先頭をキープ。また後続ではマルティンがフェルナンデス、ザルコを抜いて4番手に浮上した。5番手以降は徐々に遅れていった。

 4周目、ベッツェッキがターン1のイン側からマルケス攻略を狙ったところ、立ち上がりでイン側に寄ったマルケスと接触。その弾みでベッツェッキは転倒してしまいリタイアとなった。なおこの接触は審議対象となったものの、お咎め無しの裁定が下った。

 この混乱のさなか、ポジションを上げたのがマルティンだった。ジャンアントニオを抜いたあと、マルティンは果敢にマルケスにも仕掛けていき、オーバーテイク狙って一時はトップに浮上するなど、大怪我を負っているとは思えないライディングを見せた。

 マルケスはそのマルティンを抜き返した後はペースアップ。マルティンにそれ以上のチャンスを与えず、残り3周で約1秒差を築いた。

 マルケスはそのままペースを乱すことなく走りきり、スプリントレースを勝利した。

 一方、2番手争いはマルティンとジャンアントニオによる争いがラストラップまで続いた。ふたりが抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げたが、ラストラップで前に出たジャンアントニオが2位を獲得。マルティンは3位となった。

 怪我を負いながらも好走を見せたマルティンは、フィニッシュ後にはさすがに疲れを感じさせたものの、3位に入ったことで7ポイントを獲得。依然としてマルケスがカタールGPでタイトルを決める可能性が残されている。

 マルケスの戴冠条件は、決勝でマルティンがノーポイントかつ、マルケスが勝利した場合のみである。

 日本人ライダーの小椋藍(トラックハウス)は6番グリッドスタートだったが、序盤にポジションを落としたことが響き、最終的に7位フィニッシュに留まった。

スプリント

全スタッツ

 

順位 ライダー #   バイク Laps タイム 前車との差 平均速度 リタイア原因 ポイント 1 Spain マルク マルケス ドゥカティ・チーム 93   Ducati 10

18'46.450

      12 2 Italy ファビオ ディ・ジャンアントニオ チームVR46 49   Ducati 10

+0.862

18'47.312

0.862     9 3 Spain ホルヘ マルティン アプリリア・レーシングチーム 89   Aprilia 10

+1.519

18'47.969

0.657     7 フルリザルトを見る

 

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