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レースレポート

ベッツェッキ、母国戦を独走逃げ切り勝利! 小椋藍は猛烈追い上げも僅差で表彰台逃す4位|MotoGPイタリアGP

MotoGP第7戦イタリアGPの決勝レースが行なわれ、マルコ・ベッツェッキが母国戦初勝利を手にした。

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing

写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images

 MotoGP第7戦イタリアGPがムジェロ・サーキットで開催された。MotoGPクラスの決勝レースを制したのは、アプリリアのマルコ・ベッツェッキだった。

 2日目に行なわれた予選ではベッツェッキが新コースレコードを樹立してポールポジションを獲得。2番手、3番手にはラウル・フェルナンデス(トラックハウス)、ホルヘ・マルティン(アプリリア)が続いた。小椋藍(トラックハウス)は13番手と中団グリッドからのスタートだった。

 決勝レース日もイタリアGPは非常に良い天候となっており、気温は28度、路面温度は48度まで上昇。熱いレースが予想される中、全23周の長丁場の決勝が始まった。

 スタートではターン1に向けたブレーキング勝負が展開されたが、ここはベッツェッキが制し、マルティンが真後ろに続いた。一方スプリントウイナーのフェルナンデスはターン1で止まりきれずオーバーランを喫し、16番手にまでポジションを落とした。

 また小椋が1周目に一気に7番手までポジションを上げ、上位争いを照準に入れつつあった。

 2周目にはマルティンのミスを突いてフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が2番手に浮上。4番手に負傷からの復帰戦マルク・マルケス(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)が続いた。

 バニャイヤは3周目ホームストレートでスリップストリームも活かしながら先頭のベッツェッキを楽々オーバーテイク。アプリリア勢を後ろに従えてトップに躍り出た。

 トップ争いはバニャイヤとベッツェッキが0.3秒ほどの差で繰り広げ、後ろのライバル達を引き離すハイペースな周回が続いた。3番手のマルティンは少しずつ離されて1秒差、4番手以下は5周目時点で既に2秒以上の差がついていた。

 なお4番手集団では、マルケスとアコスタのバトルが続いた。7周目には一時的にアコスタが4番手に浮上したが維持しきれず。ふたりの抜きつ抜かれつのバトルはその後も続いたことで、その間に小椋が4番手集団に追いつくことができた。

 レース中盤に差し掛かる頃、先頭を走るバニャイヤ、そして追走するベッツェッキとマルティンは3人とも同じような1分46秒台前半のタイムでの周回が続いていて、お互いのギャップは大きく縮まりも広まりもしなかった。

 決勝も折り返しとなる13周目頃に、バニャイヤのペースが少し落ち始めた。その結果ベッツェッキに接近され、さらに3番手マルティンも接近し始めた。

 14周目、0.1秒差にまで近づいた状態でホームストレートに入ったベッツェッキが、ターン1で走行ラインをワイドにしてしまったバニャイヤをオーバーテイク。ベッツェッキはそのままバニャイヤに反撃の隙を与えずにプッシュし差を広げにかかると、その1周で1秒差をつけた。

 バニャイヤは16周目にはマルティンにも抜かれてしまい、3番手に後退。アプリリアのふたりが1分46秒台で走る中、バニャイヤは1分47秒台までペースを落としており、太刀打ちできなかった。

 先頭のベッツェッキはその後もリードを広げ続け、残り5周で3秒近いギャップを築く独走体制を確立。残るラップも安定したペースで逃げ切り、母国戦初勝利。今季4勝目を挙げた。2位はマルティンでアプリリアがワンツーフィニッシュとなった。

 そして3位争いは終盤に激しいバトルが繰り広げられた。

 4番手争いを制した小椋は、残り4周の時点でバニャイヤとの差が2.5秒あったものの、明らかに優れたペースで周回を重ね、急速にギャップを縮めていった。

 ラストラップに入る際には0.9秒差まで接近した小椋がさらに猛追。バニャイヤの背後まで迫ると、最終コーナーでオーバーテイクを成功させたかに見えた。しかしバニャイヤがクロスラインで抜き返し、わずか0.034秒差で先着。その結果、バニャイヤが3位、小椋が4位となった。

 なお中盤まで4番手を走り激しいバトルを展開していたマルク・マルケスは、最終的に7位でチェッカーを受けた。

 なおこのレースのチェッカーフラッグは、F1に参戦中であり、現在ランキング首位に立っているメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが振った。

レース

全スタッツ
 
順位 ライダー # バイク Laps タイム 前車との差 平均速度 リタイア原因 ポイント
1 Italy マルコ ベッツェッキ アプリリア・レーシングチーム 72 Aprilia 23

40'57.347

  176.7   25
2 Spain ホルヘ マルティン アプリリア・レーシングチーム 89 Aprilia 23

+3.559

41'00.906

3.559 176.4   20
3 Italy フランチェスコ バニャイヤ ドゥカティ・チーム 63 Ducati 23

+5.098

41'02.445

1.539 176.3   16
 
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