MotoGP、7月のフィンランドGPが中止。代替戦追加でレッドブルリンクは2連戦に
MotoGPは今年7月に予定されていたフィンランドGPの開催を断念。代替としてレッドブルリンクでスティリアGPが行なわれることになった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
5月14日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2021年シーズンのMotoGP開催カレンダーの変更を発表。7月に予定されていたフィンランドGPが中止され、レッドブルリンクでの2レース目が追加された。
フィンランドGPは7月9〜11日にかけて、新設サーキットのキュミリングで行なわれる予定だった。しかし新型コロナウイルスのパンデミックによる渡航制限のため、今回キャンセルされるに至ったと説明されている。
一方で、MotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツは、新たに5年間のフィンランドGP開催契約をキュミリングと締結したことも合わせて発表。フィンランドGPは2026年までMotoGPのカレンダーに残ることになる。
なお中止されたフィンランドGPの代替戦として、8月6〜8日にレッドブルリンクでスティリアGPが開催される。翌週13〜15日には同サーキットでオーストリアGPが予定されているため、レッドブルリンクで2連戦という形になる。
またスティリアGPとオーストリアGPに関しては、限定的に観客入場を可能とすることで、地元当局と合意に至っている。
このスケジュール変更により、MotoGPは6月末のオランダGP後に一度サマーブレイクに入り、8月にシーズンが再開されることになった。
MotoGPの2021年シーズン開催カレンダーの変更はこれで2度目。後半戦に向けてさらなる変更が発生するかはまだ不明だが、スーパーバイク世界選手権のオーストラリア戦が中止されたことなどから、フライアウェイ戦などの開催には疑問も発生している状況だ。
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