今季初優勝のアレックス・マルケス、”何か”を掴んだ?「フロントに関する問題を克服できたと思う」
グレシーニのアレックス・マルケスは、MotoGPスペインGPで今季初優勝。結果につながったアップデートや変化について語った。
Alex Marquez, Gresini Racing
写真:: Jose Breton - Pics Action - NurPhoto - Getty Images
MotoGPスペインGPは、グレシーニのアレックス・マルケスが2周目にトップに立つと、そのままフィニッシュまで首位を譲らず。ドゥカティ陣営に今季初優勝をもたらした。
「最高だよ。本当にすべてが素晴らしかった。とても良かった。木曜日の時点では、誰も僕たちの勝利に1ユーロも賭けなかったと思う」
そう振り返ったアレックス・マルケス。開幕3戦で最高位6位と苦戦していたが、昨年にMotoGP初勝利を挙げたヘレスでMotoGP通算4勝目をマークした。
5番グリッドから好スタートを決めたアレックス・マルケスは、兄のマルク・マルケス(ドゥカティ)を追う2番手でオープニングラップを終えると、2周目のバックストレートで兄をオーバーテイクし、首位に浮上した。
その直後、マルク・マルケスは転倒リタイアを喫し、2番手はマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)に。アプリリアは今や支配的なパフォーマンスを見せており、決勝レースでも開幕3連勝を飾っていたが、アレックス・マルケスはベッツェッキに対して2秒ほどのギャップをキープしたまま、フィニッシュまで走りきった。
「この結果を得られたことは、チームにとっても、ドゥカティにとっても、そして何より自分にとってとても重要だった」と彼は語る。
「シーズン序盤の3戦は簡単ではなかったけど、僕たちは忍耐を失わず、自分たちの立ち位置を理解して、何をすべきかを分析し続けた。そしてここで違いを生み出すことができた」
Alex Marquez, Gresini Racing
Foto di: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
アレックス・マルケスは、スペインGPまでの間に変えたものについて、次のように明かした。
「言えるのは、目に見える部分を変えたということだ。脚の横に付いたウイングやテール後部のウイングといった新しい空力パーツがある。それ以外にも変更があるかもしれないけど、それは言えない。ただ、小さなものだよ」
「チームとは、この4週間のブレイク期間に(改善に)取り組むと決めていたんだ。たくさん話し合って、もう問題ばかりにとらわれるのではなく、それを乗り越える走りをするべきだと考えるようになった。同じ不満を繰り返すのはやめて、『とにかくプッシュして、自分たちの強みを活かそう』と思ったんだ。その強みはたくさんあるのに、最初の3戦では活かしきれていなかった」
昨年ランキング2位を獲得した”強いアレックス”を彷彿とさせる走りを、ベッツェッキは称賛。「1コーナーの最初のブレーキングもとても良かったけど、特に第3・第4セクターのような高速で流れる区間、右コーナーでとても速かった。それにターン8でもすごく良くて、実際ターン9のブレーキングで僕を抜いていった」と語った。
バンク中でも自信を持ってブレーキをかけ、コーナーに鋭く飛び込んで行けているようにも見えたが、何かを掴んだのかと聞かれ、彼はそれを肯定した。
「そうだね。ここでは最初から、いつもよりかなりタイトなラインを取れると感じていた。しっかりブレーキをかけてコーナーに入れるし、”迷い”なくバイクを減速させることができた」
「この部分で大きな違いを生み出せた。ブラジルやオースティンのデータと比べると、フロントに関する問題を克服できているのが分かる。なぜここヘレスでは問題が出なかったのかを理解することが重要だし、そのメンタリティをル・マン(次戦フランスGP)にも持ち込みたい」
フランスGPに向けての期待については、次のように付け加えた。
「まだ分からない。まずは明日のテストがとても重要で、どの方向に進むべきかを見極めることになる。そのあとでル・マンのことを考えるよ。ただ、ここでは速かったし、昨年もル・マンではとても良い走りができた。フランスGPは気温や天候(雨の可能性)もあっていつもタフだけど、面白いレースになるはずだし、また前方で戦えることを期待している」
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