MotoGP、最終戦にポルトガルGPを追加。全15戦のカレンダーが確定

　新型コロナウイルスのパンデミックの影響によって、2020年シーズンの開催スケジュールに大幅な変更が発生したMotoGP。

　7月中旬からようやくシーズン再開を迎えたが、シリーズを運営するドルナ・スポーツは今月10日に新たに最終戦の日程を発表。ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットがカレンダーに加わり、今季の全15戦の日程が確定した。

　そのポルトガルGPは11月20〜22日に開催予定だ。なお現在は無観客でレースが実施されているが、サーキット側はこのグランプリで3万人のファンを招くことを期待しているという。

　ドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは、今回の発表に際し、次のようにコメントを寄せた。

「これは我々にとって大きなニュースだ。2017年、我々はポルティマオ（アルガルヴェ）とリザーブサーキットとして契約を結んでおり、これまで連絡を取り続けてきた」

「我々はスーパーバイク世界選手権でポルティマオの経験があるが、MotoGPにとっても素晴らしい可能性があると思うし、この契約にはトラックの再舗装も含まれている」

「この事をライダーへ説明すると、彼らはTVで見たことはあるものの、これまで行ったことがないため、興奮していた」

「ポルトガルは我々のスポーツにおいて長い歴史を持ち、エストリルでは歴史的なバトルが繰り広げられてきた」

「ポルトガルへで再びレースが行なえるのは、我々にとっても非常に良いことだ。特にミゲル・オリベイラ（テック3・KTM）という素晴らしいポルトガル人ライダーが母国で競争できるのは素晴らしいことだ」

「年末にポルティマオでレースが行なえることを、とてもうれしく思っている」

　なおポルトガルでのグランプリ開催は2012年のエストリル以来となる。また、今年は同じように変則スケジュールとなっているF1も同サーキットで10月にレースを開催する予定だ。