バスティアニーニ、オーストリア3位にひとまず及第点? 「トップ2と同じ速さがないのは分かっていた」
エネア・バスティアニーニはMotoGPオーストリアGPでは週末を通じて苦しんでいたため、3位は良い結果だと感じている。
Enea Bastianini, Ducati Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第11戦オーストリアGP決勝で、ドゥカティのエネア・バスティアニーニは3位表彰台を獲得した。バスティアニーニは今週末の苦戦を考えれば、これは良い結果だと考えている。
バスティアニーニは第10戦イギリスGPでスプリント、そして決勝の2レースを制する好調ぶりを見せた。しかしオーストリアGPではそこまで勢いがなく、予選でも7番手、スプリントは4位に終わっていた。
ただ決勝レースでバスティアニーニは、スタートでポジションを上げるとトップグループでの争いを展開。チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤとホルヘ・マルティン(プラマック)には敵わなず単独での3番手走行にはなったものの、表彰台を持ち帰った。
バスティアニーニとしてもトップ2名に匹敵するペースは無いと分かっていたと振り返っており、3位という結果にひとまず満足している様子だ。
「正直、ホルヘとペッコ(バニャイヤ)のふたりと同じペースが無いことは分かっていた。週末ずっと苦戦していたし、ペースは改善していた今日のレースですら快適だとは感じられなかった」
「可能な限り最高の結果を出すために努力する必要のある週末だった。3位は良い結果だよ。彼らと戦えないと1周目から分かっていたとしてもね」
「想像していたよりも上手くいったよ。フィーリングが全然良くなくて、フロントは唯一ハードを履いたときだけが良かったんだけど、今日は気温が低くなったから、リスクが高くなっていた。上手く今週末を乗り切るのは大変だったけど、今日は表彰台に登ることができた」
「冷静さを保って、何を修正すればいいかを理解するために取り組みを続けたんだ。トップは争えないだろうと思っていてもね」
バスティアニーニは現在ランキングでは、トップのバニャイヤとは61ポイントの3番手につけている。数字の上ではタイトルを争う可能性がまだあるが、そのチャンスを活かすためには、コースごとに成績が安定しない状況を解消しなくてはと語っていた。
「まだ可能性はあるけれど、欠けているものがあるのもちゃんと分かっている。大きな問題なく常に上位に食い込むために、僕にはまだやることがあるんだ」
「コースによっては僕はまだ12位となるようなこともある。これではタイトル争いを臨もうにも良くないからね。だからそこに取り組まなくちゃいけない」
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