“王者”として挑むレース、前より自由? ジョアン・ミル「ライディングに集中できる」
スズキのジョアン・ミルはMotoGP王者となって迎えた最終戦ポルトガルGPではライディングへ集中するだけで良く、自由を感じられていると語った。
Joan Mir, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第14戦で今季の世界チャンピオンとなったスズキのジョアン・ミル。彼は王者として最終戦ポルトガルGPに挑んでいるが、初日は総合タイムで6番手。トップのヨハン・ザルコ(アビンティア)からは0.315秒差となった。
ミルは、取り組み方や姿勢は以前と同じだが、ライダーズタイトル獲得のプレッシャーが無くなり自由を感じられていると認めた。
何かアプローチの面で変化はあるかと問われたミルは「コース上では何も変わらないよ」と答えた。
「唯一の違いは、また違った種類のプレッシャーがあるということだ。ただ以前のプレッシャーはもっと強烈なものだったけど、今はただライディングに集中することのできる自由を感じられているんだ」
「もちろん100%の力を出し続けたい。それにこのプレッシャーは僕の目標がスズキにコンストラクターズタイトルを持ち帰るということから来ているんだ。それを達成するためにも、良い週末にする必要がある」
「そしてそうするために、チャンピオンシップや多くのことは忘れてライディングに集中することが必要なんだ」
ポルトガルGPの舞台となっているアルガルヴェ・サーキットはMotoGP初開催だが、ミルはこの高低差に飛んだコースを“信じられない”ほど素晴らしいと形容している。
そして今週末のレースに向けては電子制御の領域が鍵になるだろうとの見方を示した。
「信じられないトラックだ。大いに楽しんでいる」と、ミルは言う。
「ここで本当に重要なのは電子制御の調整だ。電子制御がうまく機能するようにセッティングを行なうことが重要なんだ。だから作業することがたくさんある。でも全体としては強さを感じているし、満足しているよ」
一方、チームメイトのアレックス・リンスはFP2では転倒もあり最終的に初日17番手。彼は第2戦スペインGPでの転倒で負傷した右肩に少し痛みを感じたという。
「FP1はとても良い感じで、ペースとリズムも良かった」とリンス。
「FP2は災難だったよ。セッションが始まってわずか3周で、深刻じゃないにしろ転倒してしまったからね。最悪だよ。右肩を負傷して以来初めて身体の右側でのクラッシュだったと思う。それで肩に少し痛みがあったんだ。でも大したことはないと思う」
「FP2では右コーナーでこの痛みがあって、全体を通して苦戦していた。明日に向けて少しでも回復できるよう務めてみよう」
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