MotoGP、カタルニアGPレース続行の判断を擁護「クラッシュの映像は衝撃的だったが、再開は正しい」
MotoGPのチーフ・スポーティング・オフィサーであるカルロス・エスペレータは、カタルニアGPを2度再開したのは正しい判断だったと主張した。
MotoGPのチーフ・スポーティング・オフィサーであるカルロス・エスペレータは、レースディレクションがカタルニアGPを2度再スタートさせたのは「正しい」判断だったと考えているが、安全性の向上に関するあらゆる議論には前向きな姿勢を示している。
アレックス・マルケス(グレシーニ)とヨハン・ザルコ(LCRホンダ)が病院に搬送される大きな事故が発生した後、カタルニアGPのレースを続行するという決定が下されたことに、複数のMotoGPライダーが疑問を呈した。
マルケスはトラブルで失速したペドロ・アコスタ(KTM)にターン10手前で追突。赤旗後のリスタートでは、ターン1で3台が絡む多重クラッシュが起き、ザルコの足がフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)のマシンに絡まったまま、グラベルを転がった。
2度目の赤旗の後、残り12周でレースは再開され、ライダーたちはスタート直後の危険度の高いターン1に再び挑まなければならなかった。しかしその後は幸い、大きなアクシデントは起きなかった。
エスペレータは、マルケスとザルコがさらに深刻な怪我を免れたことに安堵の意を表したが、バルセロナのサーキットが危険であるとか、レースを短縮すべきだったといったという意見を否定した。
「まず、日曜日は本当に幸運だったと言いたい。もちろん、アレックスとザルコは重傷を負ったが、それ以上悪い事態にはならなかった」と、彼はMotorsport.comの独占インタビューで語った。
「アレックスとペドロの件は非常に特殊なケースだが、いつでも起こりうることだ。レースでは起こり得ることだが、決して日常的なことではなく、コースの安全性について特に懸念があるわけではない」
Carlos Ezpeleta, Dorna Sports
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
「カレンダーにあるどのサーキットのストレートも、どれも似たようなものだ。KTMが選手権と協力して、ペドロのバイクに何が起こったのか全てを調査することが大切だ」
「その後、レースディレクションはレースを再開することを決定した。これは通常のことだ。しかし残念ながら、レース開始時に起こりうる別のクラッシュが発生した。だがそのクラッシュの状況と、ザルコの体勢や位置など、あらゆる面で非常に不運だった」
「だから改めて申し上げるが、ルールやその他すべての点から見て、レースディレクションとFIMは正しい判断を下したと思う」
「とはいえ、今後何らかの形で改善できる点がないか、チームやライダーと事後検討を行なう必要がある。なぜなら、我々にとって安全は非常に重要だからだ」
いずれのクラッシュも、救急車が速やかに現場に派遣され、マルケスとザルコは医療スタッフによって意識があると判断された後、検査のため病院に搬送された。2人のライダーはその後、自宅に戻り療養を続けている。
エスペレータは、両選手とも意識があり、重篤な状態ではなかったため、レースを再開するのは標準的な手順だと述べた。
「もちろん、両ライダーとも危険な状態ではなく、意識もあった。そういう状況であれば、通常はレースを再開するものだ」
「どちらの事故も非常に衝撃的で、映像としても強烈なものだった。おそらく、それが議論を呼んだ理由だろう。だが通常の基準で言えば、レースを続行するのが普通の判断なのだ」
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