MotoGP インドネシアGP

ドゥカティ、陣営内の争い巡る憶測に不快感「マルティンにタイトル争って欲しくないという考えは間違っている」

ドゥカティスポーティングディレクターであるパオロ・チアバッティはインドネシアGPでのホルヘ・マルティンの勝利を望んでいなかったという言説に、憤りを示している。

Jorge Viegas, Paolo Ciabatti, Ducati Corse Sporting Director

 MotoGP第15戦インドネシアGPでは、決勝レースでフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が勝利し、再びランキングトップに立った。バニャイヤとタイトルを争うライバルのホルヘ・マルティン(プラマック)が転倒したことが大きな要因となったが、この転倒をドゥカティが喜んでいるという言説に、チーム上層は不快感を示した。

 インドネシアGP開幕時点では、ランキング首位のバニャイヤと2番手のマルティンは3ポイント差だった。それがスプリントレース後には逆転され、マルティンが7ポイントリードする形となっていた。

 決勝レースもマルティンは速さを見せてトップを快走。13番手スタートのバニャイヤは大きく3番手まで挽回していたが、そのままではさらにポイント差を広げられてしまう状況にあった。ただレース中盤にそのマルティンが転倒を喫したことで状況は一変。バニャイヤが優勝したことも合わさり、再びランキング順位は入れ替わり、マルティンが18ポイント差のビハインドとなった。

 こういったレース展開は、サテライトチームに負けるのをよしとしないファクトリーチームとしては、喜ばしいモノだったという見解もある。ただドゥカティ側は、マルティンの勝利を望んでいなかったというような言説に対し、不快感をにじませている。

 スポーティングディレクターを務めるパオロ・チアバッティは、GPOneに対し次のように語った。

「ああいった物言いにはイライラさせられる。ファクトリーチームとプラマックが同じバイクを使っていることは、知っているだろう」

Francesco Bagnaia, Ducati Team

Francesco Bagnaia, Ducati Team

Photo by: Dorna

「プラマックには7人のドゥカティのエンジニアがいて、ペッコ(バニャイヤの愛称)とマルティンは同じアップデートを受け取っている。最新のモノではフォークに装着するウイングだ」

「もしドゥカティがマルティンにチャンピオンシップを争うことを望んでいないのなら、彼にバニャイヤと同じ選択肢を与えていないだろう。ドゥカティがマルティンにタイトルを争ってもらいたくないと、そう考えているなら、それは間違いだ。会社は4人のライダー(ファクトリー2名+プラマック2名)と契約を結んでいるんだからね」

「スポンサーへの責任などを考えて、ファクトリーチームが勝つことを誰しも期待していることは分かる。だが繰り返しになるが、プラマックが勝つことに懸念があるなら、我々は彼らにファクトリーと同じアップデートを与えないだろうし、ふたりを同じ状態にはしなかっただろう」

 なおバニャイヤは、接戦のタイトル争いでもドゥカティはメーカーとしてオーダーを出すことはないだろうと語っていた。ただアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソ時代にはオーダーが出されていたこともあった。また昨年もタイトル争いを演じるバニャイヤに関して、他のドゥカティライダーにバトル時の“配慮”を求めたこともあった。

 今年のMotoGPは残り5戦。スプリントレースの追加により今季から1戦あたり最大37ポイントを獲得できるため、まだまだタイトル争いの行方はわからないと言えるだろう。

 

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