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MotoGPコラム:中上貴晶、勝負の年。“破るべき壁がある”

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MotoGPコラム:中上貴晶、勝負の年。“破るべき壁がある”
執筆:
2019/02/09 3:40

3日間のオフィシャルテストがマレーシア、セパン・サーキットで行われた。最高峰クラス2年目となる中上貴晶は3日間全てでトップ10入りを果たしているが、トップグループとの差は未だに大きいと語る。

 マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで行われた2019年の第1回プレシーズンテストで、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は総合9番手で3日間の走行を締めくくった。

 中上は、最高峰クラス2年目で契約更改の節目となる2019年シーズンを「自分のライダー人生にとって勝負の年」と位置づけている。昨年11月末のヘレステストでは総合首位のタイムで気分よく1年を締めくくったが、今回のテストでもその勢いをうまく維持し、良い流れを掴んで走り出した。

 初日は55周を走行し、トップタイムから0.537秒差の7番手につけた。ブレーキングの安定性などにまだ課題を抱える状態ながらも「テスト初日はシングルポジションに入っておきたかったので、そこはクリアできたと思います」と、まずまずの好感触を伝えた。

「セパンの自己ベストタイムは、去年のプレシーズンテスト最終日に出した2分00秒0なので、明日はそのタイムを上回る1分59秒台に入れたいですね」

 その言葉どおり、2日目の走行では1分59秒966を記録した。

 前日の課題だったハードブレーキングで前進を見せ、昨日よりも安定して同一水準のラップタイムを刻めるようになってきた。

「セッティングは自分の求めている部分まで押し上げることができて、25〜26周くらいまで引っ張ったユーズドタイヤでも、2分00秒後半で走ることができました」

 とはいっても、トップタイムが見えるところにはまだ手が届かない。

「上位を争うレベルまであと一歩、という部分がまだ及んでいません。トップ5やトップ6に届くためにはもうひとつ壁があって、それを越えて新たなレベルに到達すると、さらにまたその先に壁が見えてくるのだと思います。新たな壁が見えてくるたびに、焦らずひとつずつそれを壊して乗り越えてゆき、前進をしていくつもりです」

 テスト最終日の3日目も前日のタイムを更新し、この日は1分59秒148を記録した。

「トップと0.9秒開いているので、そのタイム差はちょっと大きいと思います」と、自分自身では内容にやや留保をつけたものの、今回のテスト3日間を通してトップテン圏内を維持できた事実は、2年目のシーズンを前にした中上の成長を表している。

「タイム差はともかく、最低限の仕事はできたと思います。日々ベストタイムを更新し、レースペースも安定して高いレベルで周回できたことは自信にもなりました。今は9位でさらにその上のトップ5やトップ6を目指すとなると、ここから先の0.3〜0.4秒という差が壁になると思いますが、初テストとしてはまずまずの内容でした」

 今回のテストを終えた仕上がり具合は70パーセント程度、と自己評価をくだした。

「走るたびに感覚を掴み、2分00秒台から1分59秒台に入って、さらに59秒前半と、去年にはなかったスピードに到達しています。昨日から今日にかけて1秒近く更新し、ライディングテクニックの面でも新たな発見がありました」

 次回のテスト地は、カタールのロサイルインターナショナルサーキット。開幕戦のタイムスケジュールに合わせて、ナイトセッションでの走行になる。このテストで順調に内容を積み上げていくことができるかどうかが、1カ月後に迫った開幕戦カタールGPの出来を大きく左右する。そして、この開幕戦をスムーズに走り出せるかどうかが、中上貴晶の1年間を大きく左右するであろうこともまた、言うまでもないだろう。

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この記事について

シリーズ MotoGP
イベント セパン公式テスト
執筆者 西村 章