コロナに揺れるMotoGP、”ダブルヘッダー開催”の可能性も?「あらゆる選択肢を検討」
FIMのホルヘ・ビエガス会長は、コロナウイルスの影響でさらに多くのレースが中止された場合、週末に2レースを開催することもありうると語った。
Jack Miller, Pramac Racing, Race start
Gold and Goose / Motorsport Images
本来、3月6〜8日開催のカタールGPで全クラスが開幕を迎える予定だったMotoGP。しかしイタリアでのコロナウイルスの流行でカタールへの入国に検疫を受ける必要が生じたため、MotoGPクラスのレースは中止となり、事前テストで既に現地に入っていたMoto2クラスとMoto3クラスのレースのみが行なわれた。
一方、タイでは大規模イベントが禁止されたため、第2戦タイGPの開催も10月4日に延期された。結果として、第3戦アメリカズGP(4月3〜5日)がMotoGPクラスにとっての開幕戦となる。
しかしそのアメリカズGPも、開催地であるテキサス州オースティンが新型コロナウイルスの脅威は災害緊急事態にあると宣言しており、先行きは不透明だ。
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)のホルヘ・ビエガス会長は、スペインのラジオ番組に対し、すでにアメリカズGPが予定通りに開催される可能性が”非常に低い”と語り、新しい開催日程をすでに検討していると認めた。
「我々はすでに、オースティンでのレースの代替日程を見つけることに取り組んでいる」
「しかし、現時点では状況が急速に変化しているので、これ以上はコメントできない」
MotoGPとしては、FIMとの契約を履行するために最低13レースを開催する必要があり、MotoGPを主催するドルナのCEOであるカルメロ・エスペレータは、無観客でのイベント開催は選択肢のひとつだと語っていた。
ビエガスも、無観客開催の可能性を認めつつ、必要に応じて1月にレースを実施することや2レース開催を含め、あらゆる手段を講じると語った。
「現時点で、チャンピオンシップで13以上のレースが行なわれると確信している」とビエガスは付け加えた。
「もし1月にレースをする必要があれば、そうするだろう。同じ週末にふたつのグランプリを開催することも、無観客で走ることもできる。他に解決策がなければ、あらゆる選択肢を実行する」
「現状ではタブーはない。柔軟な想像力が必要だ」
ビエガスは、ポルトガルのポルティマオ・サーキットとエストリル・サーキットが、”リザーブ・サーキット”とされており、現在カレンダーにないサーキットでレースが行なわれる可能性も排除しなかった。
「ポルティマオは、エストリルと同様にリザーブ・サーキットだ。ポルトガルには、入国制限はない」
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