ディ・ジャンアントニオ、左肩脱臼が直近2戦で「影響大だった」と明かす
VR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、MotoGPオーストリアGPで転倒した際に左肩を脱臼したことが、直近の2戦ではかなり影響を与えていたことを明かした。
Fabio Di Giannantonio, VR46 Racing Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
今季VR46からMotoGPに参戦中のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、オーストリアGPで負った左肩脱臼が直近2レースにかなり影響を及ぼしていたことを明かした。
ディ・ジャンアントニオは第11戦オーストリアGPの初日、プラクティスの走行中にクラッシュしてしまい、左肩を脱臼したことでその後の日程は欠場することになった。
その2週間後に行なわれたアラゴンGP、そして連戦のサンマリノGPでは復帰。それぞれ8位と9位を記録している。
だがこの直近2戦は、ディ・ジャンアントニオにとってかなり厳しいものだったようだ。回復に費やす時間が少なかったこともあり、万全な体調からは程遠かったという。
「最終的に地獄の3週間を終えられて満足しているよ」
ディ・ジャンアントニオはサンマリノGP後にそう語った。
「レースはタフなものだった。この数週間、僕は腕を動かさず、そしてバイクに飛び乗ったから、肩のトレーニングもできていなくて筋力不足だった」
「肩はそれはもう痛くて大変だった。自然に乗ることができないんだ。痛み止めを大量に服用して乗る必要があったし、すごく制限された状態だったんだ」
「レースは限界状態で走ったからタフだったよ。それでもミサノではトップ10で終えられたから凄くポジティブだ。ミサノ2戦目(エミリア・ロマーニャGP)まで、1週間半は家にいられるから、前進できるだろう」
なおMotoGPは今後アジア・パシフィックラウンドの転戦が控えている。ディ・ジャンアントニオが左肩の回復に集中できる時間は少ないが、今シーズン中は肩の状態をチェックしつつ、手術の可能性はその後評価することになると語った。
「明らかに上半身にかなり負荷がかかっているし、身体の他の部分がそれを補おうとしている」
「現時点では制限があるけど、3週間が経過してそれが通常のことにもなっている。普通の人なら(怪我から)3週間後に動かしはじめるんだろうけど、僕はもう2戦もMotoGPに参加した!」
「僕らは状況を今から年末にかけて悪化させないようにベストを尽くして管理していく必要があるんだ。手術については、年内に評価することになってくるだろうけど、現時点では肩の状態を確認していくだけだろう」
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