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レースレポート

MotoGPオランダ決勝:ビニャーレスが今季初優勝。マルケスは2位を確保

MotoGP第8戦オランダGPの決勝レースが行われ、マーベリック・ビニャーレスが今季初優勝を飾った。

Race winner Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

Race winner Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第8戦オランダGPの決勝レースが行われ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが今シーズン初優勝を飾った。

 Moto3クラスの頃には太陽の光が降り注いでいたが、MotoGPクラス決勝は雲も出始め、気温は24℃、路面は41℃というコンディションでスタート時刻を迎えることとなった。

 スタートを上手く決めたのはスズキの2台。アレックス・リンスが一気にトップに躍り出てホールショットを奪い、これにジョアン・ミルが続いた。ポールスタートのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)は3番手、そこにビニャーレス、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)という並びだ。

 リンスは序盤から逃げを打ってギャップを築こうとするが、なかなか大きな差はつけられない。また2周目にはマルケスがビニャーレスをかわして4番手に浮上。若干前に抜け出していたトップ3台を追いかける展開となった。

 3周目、トップを快走するリンスがターン9で転倒を喫してしまった。その間に3番手を走っていたクアルタラロが一気にトップへ浮上し、この機を逃すまいとビニャーレス、マルケスがミルをかわしてクアルタラロに食らいついた。

 ビニャーレスはラインがワイドになるシーンが有り、マルケスはそこを突いて2番手に浮上。ファステストラップを更新する走りでクアルタラロに詰め寄っていった。

 6周目、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と中上貴晶(LCRホンダ)がターン8で激しくクラッシュ。ロッシはこれで3戦連続の転倒リタイアとなってしまった。また中上にはダメージがあるのか、グラベル上で仰向けとなり、動けない様子も見られた。中上はその後メディカルセンターに搬送されている。

 先頭のクアルタラロ、マルケス、ビニャーレスの3台の並びで進む中、後方からはドヴィツィオーゾが徐々に追い上げ始めた。

 9周目にはビニャーレスがマルケスに仕掛け始めるが、マルケスはこれをブロック。その次の周のターン1でビニャーレスは若干ワイドになってスピードを落としてしまい、マルケスに対して遅れをとってしまった。

 一方でマルケスはクアルタラロにプレッシャーをかけはじめ、10周目にそのままクアルタラロをパス。しかしクアルタラロも離されずに進み、マルケスがターン2でオーバーランをしたことで首位を取り戻した。ただバックストレートでマシンが大きく振られる場面が見られ、マルケスに対してリードを築くことができない。

 4番手のドヴィツィオーゾはトップ3に近づくことができず、ギャップが2秒近くまで拡大。チームメイトのダニーロ・ペトルッチにも追いつかれてしまった。

 レースは半分を消化し残り13周に。ここでビニャーレスがマルケスをオーバーテイクし2番手に浮上。ビニャーレスはクアルタラロにもチャージをかける。

 残り11周、ビニャーレスがバックストレートでクアルタラロをパスしトップに浮上。そのままギャップを築き始める。マルケスもこれを逃さずにクアルタラロにアタックをかけ、素早く2番手に浮上。ビニャーレスを追った。

 ヨハン・ザルコ(KTM)が残り10周でピットイン。マシンにトラブルがあったか、リタイアとなった。

 残り9周、ターン1でビニャーレスがワイドに膨らんでしまい、マルケスが首位に浮上。ただビニャーレスはマルケスを逃さずピタリと後ろにつけた。そして再びマルケスを抜き返しトップを取り戻した。

 ビニャーレスは残り6周の時点でマルケスに対してコンマ5秒ほどの差を築いており、今シーズン初優勝に向けてひた走る状況が続く。

 レースは残り3周。マルケスは無理せず2位を確保することを選択したか、ペースアップするビニャーレスとの差が1秒以上にまで拡大した。

 そしてギャップは3秒にまで拡大した状況で最終ラップに突入。

 大きくギャップを築いたビニャーレスは、それでもペースを緩めること無く走り切ってトップチェッカーを受け、ヤマハそして自身にとっても今シーズン初の勝利を挙げた。ビニャーレスはマシン上で喜びを噛み締め、目頭を押さえる姿も見られた。

 2位は終盤ペースを緩めたマルケスが入った。3位はポールスタートのクアルタラロ。レース後には腕上がりの手術を行った右腕をアイシングするなど、影響もあったことが伺えた。また4位にはドヴィツィオーゾが入った。

 ランキングはマルケスがポイント差を拡大し、2位ドヴィツィオーゾに47ポイント差と盤石の体制を強化する結果となった。

【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP 決勝レース

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 ポイント
1 Spain マーベリック ビニャーレス 26 -     25
2 Spain マルク マルケス 26 4.854 4.854 4.854 20
3 France ファビオ クアルタラロ 26 9.738 9.738 4.884 16
4 Italy アンドレア ドヴィツィオーゾ 26 14.147 14.147 4.409 13
5 Italy フランコ モルビデリ 26 14.467 14.467 0.320 11
6 Italy ダニーロ ペトルッチ 26 14.794 14.794 0.327 10

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