【MotoGP】KTM、今年は”大嫌いな”ホンダを倒すことを狙う
KTMのCEOは、ホンダへの敵意をむき出しにし、またそのホンダのかつての規則違反を非難。MotoGPでの目標に”打倒ホンダ”を掲げた。
Red Bull KTM Factory Racing drivers
Toni Börner
今年からMotoGPにフル参戦するKTMは、今季のバイクを発表した。またKTMのCEOを務めるステファン・ピエールは、ライバルであるホンダに言及した。
先日、KTMはオーストリアのマッティヒホーフェンで今シーズンのバイク『RC16』を発表したが、その際ピエールはホンダに対し厳しい言葉を浴びせた。
またKTMは、新たにMoto2クラスにブラッド・ビンダーとミゲル・オリベイラが参戦することも発表。これに関連して、将来的にKTMがこのカテゴリーにエンジンを供給する可能性も示唆した。
「Moto2はエンジンが凍結されているので、Moto3よりも安上がりだ」とピエールは話した。
「現在は、私が最も嫌いなホンダから供給されている」
「しかし、KTMのカバーで(エンジンを)覆っているのでそれに関しては問題ない。私が聞いたところによると、2019年からはトライアンフがMoto2クラスでエンジンを供給するようだし、とても良いことだ」
ホンダに対する敵意について尋ねられたピエールは、ホンダは”一線を超えた”と説明した。
2017年のダカールラリーでは、ホンダのライダーは燃料補給が禁止されているゾーンでそれを行ったため、1時間のペナルティを受けた。そしてこの件は、KTMが表彰台を独占するための大きな手助けとなった。
また昨年の早い時期からピエールは、2015年シーズンにMoto3でライバルであったホンダが、このクラスで規定されていたエンジン回転数を超過していたとして彼らを非難していた。なおこの年は、レオパード・ホンダのダニー・ケントが6ポイント差でKTMのミゲル・オリベイラを下し、タイトルを獲得している。
ピエールは、「ホンダは大きなチャレンジをしているが、常にレギュレーション違反をしようとしている」と語った。
「2カ月前のダカールを見ればわかるだろう」
「ホンダはいつもそうだし、Moto3でもそうだった。私にはその理由がわからないし、彼らはそんなことをする必要はなかった。だから我々はホンダを倒したいのだ」
Additional reporting by Toni Boerner
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