バレンティーノ・ロッシよ永遠に……母国イタリアGPで『46番』の永久欠番入りセレモニーが実施
MotoGP第8戦イタリアGPでレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシの愛用していたゼッケンナンバー『46』が永久欠番となるセレモニーが実施された。
MotoGPのレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシ。2021年限りで引退した彼の愛用していたゼッケンナンバー『46』の永久欠番入りのセレモニーが、第8戦イタリアGPで行なわれた。
125cc、250cc、500ccそしてMotoGPクラスと26年間に及ぶキャリアで、ロッシは9回のタイトル(うち7回が最高峰クラス)を獲得してきた。その人気はまさに世界的で、彼の存在が近代のMotoGPを牽引してきたと言っても過言ではないだろう。
そのロッシの象徴とも言えるのが、彼のゼッケンナンバーである『46』だ。MotoGPはこの番号を永久欠番入りとすることを決定し、ロッシの母国戦となるイタリアGPでそのセレモニーを行なうこととなった。
彼は以前、自身のナンバーが永久欠番となることについては、否定的な見方を示していた。
「僕のナンバーについて考えていたよ。最初に思ったのは、46番が欠番になるのは好きじゃないなということだった。(46番が)残っているほうが良いと、誰かが”使いたい”と思えば、そうできる方が良いと思ったんだ」
2016年、ロッシはそう語っていた。しかしそれでも、今回の永久欠番入りのセレモニーでロッシは『46』のトロフィーを受け取ると、素晴らしいキャリアだったと感謝の言葉を語った。
「全てに感謝したい。素晴らしいことだ」
再びMotoGPパドックに戻ってきたロッシはそう話した。
Valentino Rossi
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「背中も膝も痛くて、年をとっていることに気がついたんだ。でも素晴らしいものだった。全てに感謝しているよ」
ロッシはMotoGPを引退したものの、彼はVR46チームを2022年からMotoGPクラスに参戦させるなど、未だに大きな存在感を放っている。
なおロッシ本人は新たな挑戦として、四輪でのレース活動をスタート。GTワールドチャレンジ・ヨーロッパにアウディのマシンを駆って参加している。
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