グレシーニの訃報にMotoGP界から悲しみの声続々「僕らはあなたに“借り”がある」
ロードレース世界選手権125cc王者で、グレシーニ・レーシング代表のファウスト・グレシーニの逝去を受け、MotoGPパドックから多くの悲しみの声が寄せられた。
Fausto Gresini
MotoGP
昨年12月に新型コロナウイルスに感染し、闘病を続けていたグレシーニ・レーシング代表、ファウスト・グレシーニ。2月23日に彼が亡くなったことが伝えられると、MotoGP界は大きな悲しみに包まれた。
MotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツのCEO、カルメロ・エスペレータは次のようにコメントし、グレシーニへの哀悼の意を示した。
「ファウストの死を深く悲しんでいる」
「彼は良き友人であり、私は彼のことがとても好きだった。彼の病状に関するニュースを注意深く追っていたが、彼と病院で話すことができたのは幸運だった」
「MotoGPのパドックにおいてこのような大きな存在を失うことはとても残念だ。彼の家族、友人、そしてチームのメンバーにお悔やみを申し上げたい」
昨年のMoto2王者であるエネア・バスティアニーニは、Moto3時代にグレシーニ・レーシングに所属し、2勝を挙げている。彼はソーシャルメディアに短い文章を投稿し、その中でグレシーニを“父親のような存在”だったと語った。
「あなたが僕にしてくれたことの全てに感謝している」
「世界選手権での最初の3年間、あなたは父親のような存在で、僕をライダーとして、そしてひとりの人間として成長させてくれた」
「あなたのことは忘れない。愛している。どうか安らかに」
現在はスーパーバイク世界選手権に参戦するアルバロ・バウティスタも、2012年から2016年にかけグレシーニのチームからMotoGPに参戦していた。彼は次のように述べた。
「彼の家族と友人にお悔やみを申し上げたい」
「これまでモーターサイクル界に多大な貢献をしてくれてありがとう。“向こう”のみんなにもよろしく」
またテック3チームもソーシャルメディアを通して声明を発表し、今日のMotoGPを作り上げたグレシーニに対し、MotoGPパドックは“多くの借りがある”として、こう綴った。
「言葉がない。非常にショックだ」
「これが今の我々の気持ちだ。ファウストがいなくなったことは信じられない。素晴らしいパートナーであり、素晴らしいファイターであり、名選手のひとりだった」
「我々は多くの困難な瞬間や良い瞬間も共有し、MotoGPを現在の地位まで持っていくために努力をしてきた。パドックは彼に借りがある」
「彼の家族やグレシーニ・レーシング全体にお悔やみ申し上げる」
「これまでしてくれたことに感謝したい。チャオ、ファウスト」
2018年にMoto3チャンピオンとなり、グレシーニ・レーシングでタイトルを獲得した最後のライダーとなっているホルヘ・マルティンは「最悪な事態がやってきてしまった」として、さらにこう続けた。
「僕はバイクで君をいつでも連れていくよ。僕の友人よ、安らかに」
「ファウストは僕に競争力のあるバイクを与えてくれて、誰も僕を必要としていない時に力を証明するチャンスを与えてくれた」
「彼からはバイクへの情熱とチームオーナーとしての思いやりを教えられた。ありがとうファウスト」
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