バニャイヤ「最後の接触ニアミスのあとは怖かった。完走だけ目指したよ」優勝逃すもマルティンとの点差拡大で合格点
フランチェスコ・バニャイヤはMotoGPカタールGPの終盤、ファビオ・ディ・ジャンアントニオとターン1で接触しそうになった時は「とても怖かった」と振り返っており、その後はリスクを負わなかったと語った。
MotoGP第19戦カタールGPの決勝でフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は2位フィニッシュ。終盤にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)の追い抜きを許したが、ターン1で接触しそうになったこともあり、リスクは負わなかったと振り返った。
ポイントリーダーのバニャイヤはカタールGP2日目のスプリントレースで5位に終わり、ライバルのホルヘ・マルティン(プラマック)が勝利したことで7ポイント差まで接近されていた。
余裕が少なくなった状況の中、バニャイヤは抜群のスタートを決めて決勝レースをリード。マルティンが中団グループに沈む中、終盤までトップをキープしていた。
そんなバニャイヤに唯一対抗できたのはディ・ジャンアントニオで、彼は残り4周と終盤になったタイミングでバニャイヤをオーバーテイク。ただバニャイヤもすぐには諦めず、残り3周となったホームストレートで、スリップストリームも活かして抜き返そうとした。
しかしターン1へのブレーキングでバニャイヤはディ・ジャンアントニオと接近、なんとか接触を免れたもののオーバーラン。これで勝負が決し、ディ・ジャンアントニオが優勝、バニャイヤは2位という結果に終わった。
マルティンが10位に終わったこともあり、ポイント差が21点まで拡大。バニャイヤにとっては十分満足できる結果となった。バニャイヤはディ・ジャンアントニオとのターン1でのニアミスのあとはレースを完走することを目指したと振り返っている。
「(ターン1でのニアミスは)とても怖かった。その後の2周もまだ怖かった」
バニャイヤはそう語る。
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
Francesco Bagnaia, Ducati Team, Fabio Di Giannantonio, Gresini Racing, Luca Marini, VR46 Racing Team
「ニアミスのあとは、正直2位でも大丈夫だったから自分自身に『今はリスクを負わずにレースをフィニッシュするだけだ』と言い聞かせた」
「でも勝つことには多くの意味があったんだ。チャンピオンシップ争いにとってだけではなくてね。レースで勝利するのはとても重要なんだ」
「とにかく、素晴らしいペースを示すことができたし、そこは素晴らしかった」
バニャイヤはレースに完全に満足しているわけではないと付け加えているが、今回はディ・ジャンアントニオが自分よりも速かったと素直に認める姿勢を示した。
「ハッピーだけど、100%満足しているわけじゃないよ。正直に言うとね」
「2日目に期待していたようなことを今日はできた。昨日もこういったペースを期待していたんだけど、できなかったんだ」
「完璧に行って、スタートから僕はプッシュして理想的なレースをしようとしていたんだ。後続をリードできて自分のペースでやれたのは良かったよ」
「長いことこういうレースができていなかった。だからとても嬉しいんだ。満足できていないのは、今日のようなミスを以前にも犯していたからだ。2021年にも僕はヨハン・ザルコを相手に同じことをしていた」
「普段、僕は自分のミスから学んでいるからこそ、満足できないんだ」
「ただ、スリップストリームでここまで吸い込まれるとは予想していなかった。それはともかく僕は今日満足すべきだろうね。ディジャは週末を通じて素晴らしかったし、今日の彼は僕よりもペースが良かった」
なおバニャイヤはライバルのマルティンが実際にどの位置を走っているのかについては、知らされていなかったと明かしている。
「マルティンは4番手にいるんだと思っていたんだ。10番手だとは知らなかったよ」
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