MotoGPカタールFP2:ミラー、レコード肉薄のトップタイム。中上貴晶は14番手に沈む
2021年のMotoGP開幕戦カタールGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはドゥカティのジャック・ミラーだった。
Jack Miller, Ducati Team
Gold and Goose / Motorsport Images
ロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれているMotoGP開幕戦カタールGP。そのフリー走行2回目が行なわれ、ドゥカティのジャック・ミラーが1分53秒387でトップタイムを記録した。
日が落ち夜の帳が下りたサーキット。コースは煌々とした照明によって照らされ、シーズン中唯一ナイトセッションとして行なわれる予選・決勝に向けた重要なセッションが行なわれた。
セッション前半では、FP1で2番手タイムを記録し周囲を驚かせたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分53秒789をマークしトップに浮上。このタイムは終盤の予選組分けを睨んだアタックが開始されるまでタイムシート上位を維持していた。
結局、最終的にトップタイムをマークしたのはミラーだった。そのタイムは2019年にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が記録したサーキットレコードの1分53秒380に対し、0.007秒差にまで迫るモノだ。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤも好調な走りを見せており、ミラーに次ぐ2番手タイム(1分53秒422)をマーク。またプラマックのヨハン・ザルコも4番手タイムとドゥカティ勢が上位に並んだ。
3番手タイムを記録したのはヤマハのファビオ・クアルタラロ。同じくヤマハのマーベリック・ビニャーレスは6番手タイムだった。
5番手にはスズキのアレックス・リンスが入り、同僚であり昨年のMotoGP王者でもあるジョアン・ミルは11番手タイムとなった。
FP1でトップタイムをマークしたフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)は7番手。新たにチームメイトとなったバレンティーノ・ロッシが9番手に続いている。
セッション序盤から中盤にかけてタイムシート上位につけていたアレイシ・エスパルガロは最終的に8番手タイム。トップからは0.340秒差と僅差につけた。
また今季レプソル・ホンダに加入したポル・エスパルガロは、FP1では転倒がありタイムも奮わなかったが、FP2では10番手タイムをマーク。ホンダ勢でトップの位置につけた。ただFP2終了直前というタイミングでまたしても転倒を喫している。
LCRホンダの中上貴晶は14番手タイム。アレックス・マルケスも12番手とチームメイトふたり揃って予選Q2進出圏内となる総合10番手以内に食い込めなかった。
ルーキー勢ではホルヘ・マルティン(プラマック)が最上位の13番手。エスポンソラマのエネア・バスティアニーニとルカ・マリーニはそれぞれ15番手と17番手、ロレンソ・サヴァドーリ(アプリリア)は22番手となった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ジャック ミラー | 17 | 1'53.387 | 170.813 | ||
2 | フランチェスコ バニャイヤ | 16 | 1'53.422 | 0.035 | 0.035 | 170.760 |
3 | ファビオ クアルタラロ | 17 | 1'53.575 | 0.188 | 0.153 | 170.530 |
4 | ヨハン ザルコ | 18 | 1'53.586 | 0.199 | 0.011 | 170.513 |
5 | アレックス リンス | 19 | 1'53.623 | 0.236 | 0.037 | 170.458 |
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