MotoGPアラゴンFP1:マルケス、“巨大ギャップ”のトップタイム。中上10番手
MotoGP第14戦アラゴンGPのフリー走行1回目が行われ、マルク・マルケスがトップタイムをマークした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第14戦アラゴンGPのフリー走行1回目が行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが後続に大きく差をつけるトップタイムをマークした。
長く続いたヨーロッパラウンドもいよいよ大詰め。天候は晴れ、気温22℃、路面温度24℃のコンディションでセッション開始時刻を迎えた。
セッション開始とともに各ライダーはコースイン。なお今戦からKTMはヨハン・ザルコに代わりテストライダーであるミカ・カリオを起用。最終戦までの残り6戦を託した。
また前戦サンマリノGPを転倒による負傷で欠場したアンドレア・
開始から10分ほどの段階でマルケスは1分48秒771をマークし、ひとまずトップタイムにつけた。マルケスはその後1分48秒487までタイムを縮めている。
同じ頃スズキのアレックス・リンスはマシントラブルがあったようで、走行を中断しコース外へ退避。エンジンが停止してしまった様子で、マーシャルの助けを借りてピットへと戻っていった。
前戦サンマリノGPからマシンにアップデートを施しているヤマハ。バレンティーノ・ロッシがアップデートパーツを積極的に使用していたが、今回FP1ではマーベリック・ビニャーレスも新パーツ(エキゾースト)を使用していた。
トラブルにより一度ピットへと戻っていたリンスは、スペアマシンで出走すると残り20分頃に1分49秒592の2番手タイムを記録した。
残り15分頃、ビニャーレスが1分49秒546をマークし2番手に浮上してきた。
セッションも終盤となると、徐々にアタックラップへとプログラムは移行。残り5分にはジョアン・ミル(スズキ)が1分49秒494を記録して一気に2番手に割って入った。しかし、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)、ジャック・ミラー(プラマック)の2名がそれを上回るタイムを記録しポジションを上げた。
残り3分頃にはダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分49秒354で2番手に浮上したが、ミラーが1分49秒101と更に良いタイムを刻んで2番手は続々と入れ替わっていった。
長らくトップタイムを維持していたマルケスだが、残り1分頃にアタックを開始。1分47秒030と2番手以下に大幅に差をつけるタイムをマーク。自己ベストを更新した。
チェッカーフラッグが振られる寸前、ビニャーレスが1分48秒486とマルケスには及ばないものの2番手タイムをマーク。アンドレア・ドヴィツィオーゾが(ドゥカティ)3番手に続き、セッションは終了となった。
そのふたりを尻目に、チェッカー後のラストラップでマルケスは更に猛烈なアタックラップに突入。各セクターを最速で回ると……1分46秒869と自己ベストを更新。コースレコードの1分46秒635(2015年・マルケス)に迫るタイムをFP1からマークするという爆速ぶりを見せつけた。
2番手はビニャーレス。しかしマルケスとのタイム差は約1.6秒とと思いがけないほどの大差が付いた。またチームメイトのロッシは、17番手タイムに沈んでしまう結果となった。
3番手にはクアルタラロが入った。終盤まで鳴りを潜めていたが、最後には1分48秒870としっか
中上貴晶(LCRホンダ)は1分49秒443で10番手タイム。まずまずの滑り出しとなった。
【リザルト】MotoGP第14戦アラゴンGP フリー走行1回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | マルク マルケス | 19 | 1'46.869 | ||
2 | マーベリック ビニャーレス | 16 | 1'48.486 | 1.617 | 1.617 |
3 | ファビオ クアルタラロ | 19 | 1'48.870 | 2.001 | 0.384 |
4 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 17 | 1'48.889 | 2.020 | 0.019 |
5 | ジャック ミラー | 18 | 1'49.101 | 2.232 | 0.212 |
6 | ジョアン ミル | 19 | 1'49.101 | 2.232 | 0.0 |
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